我が家は夫婦2人暮らしです。
2人暮らしとはいえ、週の半分は出張やゴルフで主人はほとんど不在。
ほぼ、ひとり暮らし状態です。
帯同した頃は孤独に耐えかね苦しい毎日でした。(いま思い出してもしんどい…)
そんな上海生活も2年経ってようやく、ひとりで楽しむ方法も増えてきました。
そんな私なりのおひとりさまの楽しみ方を少しづつ紹介していきます。
今回は、クラシックコンサート編です。
クラシックコンサートに行ったきっかけは?
現在私が住んでいる街には、音楽学校や楽器屋さんなど、音楽にまつわる場所がたくさんあり、上海シンフォニーホールという会場が近所にあります。
ここでは世界各国の有名な指揮者やオーケストラのコンサートが開催されています。
幸い中国語の先生が音楽好きの人だったので、一度一緒に連れて行ってもらったことがきっかけです。
チケットはどうやって買うの?値段はいくらくらい?
チケットは上海シンフォニーホールの公式ホームページから購入可能です。
チケットの発券は、会場にある機械で行うシステムです。
気になるチケット代ですが、80元、280元、480元、680元、880元といった価格帯です。(日本円で1,200円~13,000円くらい)
もちろんもっと高い1,000元超えのチケットがあるときもありますが、それは即座に売り切れになります。
ちなみに、日本のNHK交響楽団のチケットが6,000~9,000円くらいなので、上海のチケットがとってもお手頃なのがお分かりいただけると思います。
早割というわけではないですが、常連の人たちは早くから80元のチケットを買いだめしておく方法をとっているそうです。
一流の生演奏が1,200円前後で聴けるなんて!最初は驚きでした。
日本と同じように、ダフ屋と言われる人たちが会場の外で販売していたりもします。
が、ちょっと怖い雰囲気なので、声をかけられても無視して素通りすることをおすすめします!
どんな人たちが来てるの?服装はどうしたらいいの?
勝手にご年配の方たちが多いのをイメージしていましたが、意外と20~30代の若い方が多く来ています。
常連さんも多いようで、毎回同じ顔ぶれにも会います。
また、最初に気になったのは服装問題。
クラシックコンサートなので、フォーマルな格好じゃないとダメなのかなと心配しましたが、そこは全く問題ありません。
短パンTシャツの人もいれば、デニムの人もいて、いたってカジュアル。
そこはやっぱり中国。細かいことは気にしない様子です。
ホールはどんな雰囲気?
2014年にできたまだ新しいホールです。
実はこのホールは、日本人による作品です。
あのサントリーホールを手がけた音響設計家の豊田泰久氏と建築家磯崎新氏による建築です。
大ホールが1200席、小ホールは400席と、こじんまりとしたホールですが落ち着いた雰囲気で素敵な空間です。
1階にはカフェもあり、開演前にゆっくりくつろぐ人の姿もみられます。
文化に触れる機会が身近にある上海は素晴らしいです
開始時間は遅めの20時からがほとんどなので、夕飯を食べたあとに散歩がてらホールまで行き、約2時間、生演奏を聴く。
日本では考えられなかった非日常の空間を堪能することは、私にとって貴重な癒しです。
しかも、1,000円ちょっとで楽しめるんです!
決して、クラシック音楽に詳しい人間ではありませんが、気張らず、カジュアルに素晴らしい生演奏を耳にできるのは、上海に帯同したからこそだと感じています。
買い物スポットなどは、やっぱり日本と比べるとイマイチな上海ですが、文化に触れる場所はとても充実しています。
今度は美術館巡りをしてみようかとひとり計画中です。
おひとりさまも捨てたもんじゃありません。
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