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アメリカで妊婦生活・妊娠中に起きたトラブルと失敗談

妊娠は体の変化がつきもので、そのため様々なトラブルに見舞われます。

私は持病もなく、切迫早産の危険性もなく、全体を通して見ると幸いにも2回とも順調と言える妊娠期間でした。

それでも予期せぬ出来事や失敗もありました。

今回はそれらの出来事を紹介します。

「こんなことも起きるんだ!」ということを知って頂ければ、若干の心構えができると思います。

 

電話での意思疎通の失敗

第一子の出生前診断をしたときのことです。

アメリカでは超音波検査の回数が少ないと聞いていたので、運が悪ければ性別がわからないと、考えていました。

それゆえ診断結果で確実に性別を知ることができる新型出生前診断(NIPT)を希望していました。

が、「あまりにも高額な場合はちょっと…。」と思い、金額次第で受けようと夫婦で話し合いました。

 

説明を受け、通常の出生前診断であれば保険は適応していると知らされたけれども、新型出生前診断(NIPT)も保険が適用されるかわかりませんでした。

保険適用されない、またはカバー率が低いと自己負担額は数百ドル~千ドル!

妊娠・出産費用に関しては夫の会社から補助があるけれども、日本の基準に合わせて審査されるので支払われない可能性大。

「採血をしておけば、保険会社に確認した後でどちらの検査にするか最終判断できる。」と、言われたので、カバー率も含めて確認してもらうことにしました。

後日、電話で保険適用できると連絡を受け、新型出生前診断(NIPT)を依頼しました。

約一週間後に病院のウェブアカウントに検査結果の連絡が来たときには陰性とだけ表記してありました。

おそらく、これは速報で詳しい内容はドクターから直接聞くのだろう、と次の健診が楽しみでした。

 

しかし、健診もそろそろ終わりという時になってもドクターからは性別の話題は一向に出ません。

思い切って質問してみたら、「あなたの受けた検査では性別はわからない。」と。

言っている意味が理解できず、自分が英語の解釈を間違えたのかと思いました。

 

突き詰めていけば、どうやら私が電話で最終的に依頼した際には一般的な出生前診断になっていたようです。

つまり、電話でのやりとりで担当者に私の意図が正しく伝わってなかったのです。

 

大切な連絡をするときには明確に伝え、メールでも再確認するなど形に残しておくべきでした。

性別自体はわからなくても健康上に大きな問題はありません。

しかし、もっと重大な分岐点になる事柄だったら…と考えてひやりとしました。

 

出生前診断の検査結果で異常が?

第二子を妊娠中の検査で、超音波で脳を確認しているときに空気の泡が見つかりました。

これは胎児には時々見られるらしいのですが、念のため再検査が必要と言われて生きた心地がしませんでした。

「もう少し胎児が成長してから様子をみましょう。」と、言われ4週間後に再検査。

Ultrasoundの写真

結果は………異常なし!!ドクターの杞憂に終わりました。

成長するにつれて空気もなくなっていくと言われてほっと胸をなでおろしました。

 

何事も主治医に確認することは大事!

これは同時期に妊娠していた知人に起きたトラブルです。

出生前診断の超音波検査直後、「すぐに羊水検査をしなければならない。」と技師に言われて同日検査をしました。

その日の夕方、ドクターから電話がかかってきて叱責を受けたそうです。

理由は緊急性がないにも関わらず、ドクターの許可なく羊水検査をしてしまったからです。

リスクが高い検査なので一歩間違えば母子ともに影響が及びます。

ドクターから今後気を付けるように厳重注意されて落ち込んでいました。

 

この時、知人は一人で検査に行っており、通訳がない病院に通っていました。

英語で衝撃的なことを告げられ、頭が真っ白になり、「とにかく検査技師の指示の通りにしなければ!」と思ったそうです。

正直なところ、医療従事者の判断を信じて行動した彼女の心境は理解できます。

私も同じ状況になったら冷静でいられる自信がありません。

 

気になったのは検査技師がドクターへの説明と許可を怠り、先に検査をしてしまったことです。

通常は緊急の場合でも技師がドクターに連絡し、確認をしてから羊水検査をするそうです

ドクターのオフィスとは別系列のラボに行って検査を受けていた、というのも連絡がうまくいかなかった原因かもしれません。

そしてパニック状態の彼女にはドクターに連絡して相談・確認するということは考えつかなかったそうです。

 

この話を聞いて、一般的なマニュアルから外れたり、少しでも疑問がある部分はドクターに確認を取るべきだと改めて実感しました。

また誰かに同行してもらえば相談ができるし、一人の場合でもメールや電話で連絡を取れば自分だけで判断せずに誰かのアドバイスを聞くことができます。

冷静になって一呼吸置くことが大事ですね。

 

気を失って倒れ、救急へ

 妊娠20週にさしかかる頃、気を失って倒れたことがあります。

トイレに行きたくても即座に行けない状況で我慢した結果、気持ち悪くなって動くことができなくなりました。

なんとか近くにあった椅子に座ったらそこで記憶が途切れ、気が付いたら床の上に仰向けに倒れていました。

 

本来ならばすぐに連絡して病院に行くべきです。

しかし、初めての妊娠で状況の深刻さを理解していませんでした。

アメリカの病院はよほどのことがない限りは「大丈夫!」の一言で済まされるから、連絡しても意味がないかもしれない…。

翌日ウルトラサウンドの検査があったので、朝病院に連絡して、検査で行ったときに相談すればいいと思っていました。

 

翌朝、病院に電話してドクター付のナースに事情を説明すると、すぐに救急に行って診察をしてもらうように指示されました。

この救急は病院の産婦人科付属で、陣痛や破水が起きた妊婦や何らかのトラブルで早急にドクターに診てもらうための部署です。

夫と一緒に午前10時過ぎに到着し、手続きを済ませるとそこから長~い一日が始まりました。

 

偶然にも私の到着後から苦しそうな妊婦がどんどんやってきます。

緊急性の高い妊婦から優先的に診るので、根気よく自分の名前が呼ばれるのを待ちました。

ところが2時間経っても診察室に通されない…

もしかして忘れられてる?と思ってナースステーションで確認するも、まだ順番待ちの状態。

しかも待合室を離れたら診察を放棄したとみなされるので、同じ場所で大人しく待つしかありません。

待ち時間が長いとは聞いてたけれど、正直これには驚きました。

ESLの課題と仕事で睡眠不足だったことと、気怠さがあったので横になって休憩できる場所を尋ねたけれど、それもない。

3時に超音波検査の予約が入っているので、早めに診て欲しいことを伝えましたが、

彼らは別部門で影響がないので「それが何か?」という態度。

 

結局2時半頃に診察室に通されましたが、なかなかドクターが来なかったので救急を離れて超音波検査に行くことにしました。

「ここにいないとあなたは診察してもらえませんよ。」と、

何度も念押しされましたが、20週前後のアナトミーウルトラサウンドはとても重要な検査です。

そして超音波検査をすれば倒れたことで胎児に影響がないか確認することもできます。

彼らも産婦人科のスタッフだからそれくらいのこと理解してもらえると思っていたのに、

マニュアル通りの主張とそっけない対応で怒りと悲しみに震えました。

本当に「同行しただけ」で運転以外何もしなかった夫にも苛立っていたので不愉快さ倍増です。

 

無事に超音波検査を受けて、再度救急に戻ったらその後はスムーズに診察室に通されました。

半日も病院で待たされて心が折れそうだったのですが、

超音波検査に同行してくれた通訳のおかげで浮上できました。

超音波が終わったら業務終了で早く帰れるはずなのに、

元々予定になかった救急まで対応してくれて感謝しきれません。

 

ドクターの診察を受けた後、頭部のCTとMRI検査を受けることになりました。

頭と肩に痛みがあり倒れたときに強く打っていたからです。

車イスで重病患者のように検査室に運ばれ、検査が終わったら今度は病室に。

念のため点滴をして、検査結果を待ちました。

短いけれど1日入院扱いになり、せっかくなのでプランに含まれている夕食を食べながら待ちました。

朝食以来、何も食べてなかったので空腹に沁みました。

ここでポイントなのが、付添いの分の食事は自腹です。

結果は問題なく、最後にドクターの確認を受けて9時頃帰宅できました。

 

本当に疲れたけれど、異常がないことがわかって何よりでした。

 

体重が増えず、栄養士の指導を受ける

よく聞くのは体重が増えてしまって調整が必要という話。

妊娠7か月頃~臨月まで、逆の理由で栄養士の指導を受けました。

元々私は肉付きがいい体格で食欲も旺盛です。

油断しているとすぐに体に余分な肉がついてしまうタイプです。

ところが、妊娠中は体質が変わってしまったように、食欲がわかず、

頑張って食べても全然体重増加につながりませんでした。

普段は美味しいのに妊娠中は魅力を感じなかった…

食欲が湧かなかった原因のひとつは、アメリカには私が食べたいと思うものがなかったことです。

その頃にはアメリカ生活も慣れていたのですが、

妊娠中は日本食へのこだわりが強くなっていました。

日本食レストランへ行っても何か違う。食欲がないから自分で料理を作ることも面倒。

日本のファミレスに行きたい…コンビニのおにぎりが食べたい…

食欲がなくても日本の食べ物だったら食べたい…。

おそらく日本で妊娠期間を過ごしていればどんどん体重が増えていったと思います。

 

つわりで減った分からカウントすれば増加した分は日本の基準値より少し低め。

ところがアメリカは体重増加には寛容で、

「増えない方がおかしい!」とでも言わんばかりです。

健診の度に体重計に乗って、また増えてないねって言われるのが恐怖でした。

アメリカ人よりも体重が増えない、お腹が小さいというのは日本人妊婦あるある話で聞いていたし、

体重測定のために少し重めの服やブーツを履いてごまかしていました。(本当は良くないです。)

 

さて、栄養士の見解は食事内容や方法は問題ないということでした。

こまめに食べて全体量を増やすこと、タンパク質を多く摂取するように指導を受けました。

具体的にはお肉やナッツ類を食べる。それでも食べるのが苦しかったら栄養補助ドリンクを飲みます。

紹介されたのはEnsureというプロテインドリンク。

とても濃厚な甘さですが、手軽に摂取できるので飲むのが日課になりました。

 

両親学級を受講しなかった

日本では自治体や産婦人科が主体となって両親学級を開催していると聞きます。

夫婦で妊娠や生まれてくるベビーのことを理解できる良い機会なのですが、

私は最低限の講座しか受けませんでした。

理由は有料だったこと(1講座につき$70~100)と

当時夫がアメリカ赴任中一番忙しい時期だったからです。

本を読んだりネットで情報収集して勉強すれば大丈夫だと思っていました。

しかし、これは後に失敗だったと反省しました。

お金がかかろうが、仕事が忙しかろうが、夫婦で受講しておくべきです。

 

そのことを実感したのは妊娠9か月頃からでした。

さほどお腹が大きくならなかった私でも、日常生活で行動に制限が出てきました。

お腹が邪魔で家事が大変、何気ない動作が辛いということを夫にわかってもらえずイライラ。

特に、食洗機からの食器の出し入れ、洗濯・乾燥機からの洗濯物の取り出しが地味に響きます。

夫がいるときに依頼するも、「工夫してやってみれば?」という見当違いの回答。

よく聞く妊婦体験をやってもらえば少しはわかってもらえるかも?

と思って抱っこ紐に米袋を入れて行動してもらいました。

しかし効果は薄かったようで「大変なのはわかったよ。で、これもう外していい?」と言われ、唖然。

「私は外したくても外せないんだよ!」と、怒りが爆発した次第です。

 

妊娠中もさることながら、産後のベビーのお世話も夫婦でバタバタでした。

入院期間が短いので、病院スタッフがオムツ替えや入浴の指導を手取り足取り行ってくれる…なんてことはありません。

 

夫に一通り勉強しておいてね、とはお願いしてましたが、

忙しくてやっていたかは定かでないです。

一緒に講座を受けていれば、もう少し親になる自覚を持ってもらえたり、

妊娠中の気遣いも違っていたのかもしれないです。

そして私ももっと自信を持ってベビーのお世話をできたのかな、と思います。

 

追加の超音波検査に行ってその日に早期計画分娩することに!

出産予定日の約2週間前のことです。

お腹の膨らみと体重増加が乏しいことから、2回目の追加超音波検査に行きました。

初産は予定日よりは遅れると聞くし、この日の検査も念のためだから、と呑気に構えていました。

ところが検査中に羊水量が少ないことがわかり、すぐに出産する必要性を告げられました。

同行していた夫はそれを聞いた瞬間、焦ってましたが私は冷静でした。

なぜならアメリカンジョークだと思ったからです。

 

状況が正しく理解できてない私にドクターが何度も言いました。

「You have to delivery right now.」「Today!!」

冗談じゃないとわかると事態の重大さにパニック状態。

「え?まだ予定日まで2週間もあるし、手伝いに来てくれる母も到着してないし…」

「主治医のOKもらってないのにいきなり出産なんて無理!」

(※超音波検査の担当ドクターの判断でした。)

 

早急に出産しないと胎児の命の危険があること、

主治医には連絡を取って許可をもらうことを説明され、

帰宅して入院に必要なものを持って当日中に病院に戻って入院するように指示されました。

万が一、主治医の判断が「出産しない」というものであれば連絡をもらえるとのことなので、ひとまず帰宅することに。

それから後は日本の家族、夫の会社、約束があった友達へ連絡し、

家の片づけとシャワー、食事を済ませて病院に戻りました。

このとき、ベビーが見れるという理由で夫が検査に同行しているのが幸いでした。

 

私は知識が乏しく驚いたのですが、早期計画分娩というのはよくあることなんだそうです。

胎児の成長が芳しくなく、母体で育つのを待つよりは

早めに出産して保育器の中で育てた方が良いという場合もあるそうです。

主治医がこの判断をしたら、予定日よりも数週間早く出産になります。

 

そして2日後には母が到着する予定でした。

早すぎるかもしれないけれど、旅の疲れや時差ボケも直してから

赤ちゃんのお世話をしてもらった方がいい。

アメリカの家電製品の使い方や我が家の家事のルールも覚えてもらう余裕が欲しい。

そう思って早めに来てもらう予定を組みました。

ところがそれ以上に早く出産することになるとは!

もっと余裕がある日程で計画分娩がわかっていれば航空券を変更したのですが、

予定通りの便で来てもらうことにしました。

 

このような事情で予想よりも随分早く初めての出産をすることになりました。

万全に準備していたとしても想定外のことは起こりうるものです。

できる限り情報収集しておき、夫婦でシミュレーションしておくことが大切だと思いました。

 

最後に

妊娠中の状況やドクターの判断は人それぞれですが、

これらの経験が誰かのお役に立てれば幸いです。

皆さんがトラブルなく順調な妊娠生活を送れますように!

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