みなさまこんにちは、 mowです。
洋服でも本でも食品でもなんでも、購入してから「あれ?なんか思ってたのと違う、返品したい…」と思うことってありませんか?
日本だと、あらかじめ購入レシートに「不良品以外の返品交換はお断りします」なんて書いてあったりしますよね。
その常識が、アメリカに来てから覆りました。
返品大国、それがアメリカ
アメリカに来て驚いたこと、それは、
なんでもかんでも返品できる!ということ。
サイズが合わない服はもちろん、食料品、本、電化製品、化粧品など…思いつくものはほぼ全て、返品可能です。
不良品である必要はありません。(なんか日本語おかしいですね)
開封しちゃったり、タグをとっちゃったりした後でも返品ができます。
しかも、お店によってはレシートがなくても大丈夫!(笑)日本じゃまずありえないですよね。
(レシートがない場合は、全額返金ではなく、購入店での金額相当分のギフトカードや、同等商品への交換という場合もありますが。)
どんな返品例があるのか、ちょっぴりご紹介します。
私の場合(手芸店にて、布を返品)
先日、Joannという手芸店で、布やリボンを購入しました。
ベビーのために、トッポンチーノというベビー用お布団を作ろうと思いたった私。
が、材料を買った後に日中の寝床になりそうなアイテムを知り合いから頂けることになり、トッポンチーノを作る必要がなくなってしまいました。
買った布は、もちろんトッポンチーノサイズに裁断してもらったもの。
普通、「◯cmに裁断してください。」って頼んだ布なんて返品できないと思いませんか?
おそるおそる、レジのお姉さんに
『あの〜、この布、返品できますか?』
と聞いてみると、
「もちろんよ!」と。
返品の理由も何も聞かれず、購入時のレシートを見せただけ。布代、全額戻ってきました。
こんな切っちゃったリボンも、返品できました。
主人の場合(職場にて、製造品の返品)
とある自動車製造業にて勤務している主人。
ある日、工場に視察に行った時のこと。出荷時とは違う、見慣れないダンボールの山を見つけたそう。
『これ何?』と工場の人に聞くと、
「あぁ、お客さんからの返品だよ。」と。
『何か不良があったのかな?』と心配になって聞くも、
「いや、不良ではないよ。なんで返品されたかはわからないな。」と。(笑)
不良品ではないのに、なんでもかんでも返品されてきて、それを受け入れちゃうことにも驚いた主人。もちろん一旦たった売り上げからも引かれてしまいますしね。
お客さんからの返品の山に愕然としただけでは終わりません。
ダンボールの中を覗くと、出荷した覚えのないオムツ(新品)、ペットボトル(新品)、別メーカーの商品(新品)なども紛れ込んでいるではないですか。
ちなみに、主人の会社はオムツ屋さんではありません。
どんな管理してんの、アメリカ。(笑)
友達の場合(洋服の返品)
私は洋服を買う時は、デザイン、サイズ、値段など吟味に吟味を重ねて購入します。
クローゼットにはどんな服があったっけ、とか、今月お金使いすぎかな、とか試着室で思いを巡らせながら。
けれど、友達(アメリカ人)が洋服を買う時は、試着室にはいかないみたいです。
『え?お店で試着しないで買うの?』と聞くと、
「気に入ったデザインをとりあえず家に持ち帰って、家にある手持ちの服と合わせるの!」
『それで、もし合わなかったらどうするの?』
「もちろん返品するわ!」
Oh…これぞ文化の違い。(笑)
けど、そんな買い方ができたら結果的には無駄もなく、気に入ったものだけを自分のクローゼットに追加できますよね。
返品を可能にする、アメリカ人の物の考え方
アメリカ人は、「とりあえず気に入ったら買ってみる。」という心理があります。
なので、買い物のハードルが下がり、購買が促進され、経済が回る…という好循環が生まれているようです。
日本人(というか、私)のように、一つの買い物にうだうだ悩んでいる時間はもったいない!とりあえず買ってみる!やってみる!それで、悩んでる時間を他のことに使う!というのが、アメリカ人の言い分。
私も、アメリカにいる間にアメリカ人のような思い切りの良い性格に少しでも近づけたら良いな、と思う今日このごろです。
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