いよいよ夏休みも終わりに近づき、続々と一時帰国組の皆さんは駐在国へ戻って行かれているかと思います。そして、新しく駐在される方は様々な不安を持って異国の地へと準備をされていることでしょう。今日は海外で暮らす日本人駐在員さんにとって次回一時帰国の時にきっと役立つお話ですよ。
外国人観光客だけじゃない!日本人駐在員だって免税になる!
知っていましたか?日本人駐在員だって条件を満たせば免税になる。ということを!毎年上海から一時帰国で戻って来た駐妻さんと一緒にお買い物に行くのですが、その時に免税手続きをしたので、その時の様子も踏まえて説明しますね。
免税を受けるための条件
1、日本人であっても外国の会社の事務所に勤務する目的等で出国し、外国に滞在している。
2、2年以上の滞在である目的で出国し滞在している。
3、一時帰国での滞在期間が6か月未満であること。
4、家族の場合は、非居住者の居住性の判定に従う。
日本人駐在員ならこの点はクリアですね。
服ならすぐに5000円超えそうですが、食料品は、結構購入しないといけないです。でも年に数回の一時帰国なら、食料品もあっという間に5000円超えてしまいますね。
免税の手続きができる店は・・・
免税で購入するために必要な物は?
免税の対象のとなるものは?
大きく二つに分かれます。
一般物品
- 家電製品
- バッグや靴
- 衣料品・着物
- 時計・宝飾品
- 民芸品
- 日用雑貨など
消耗品
- 食料品
- 果物
- 化粧品
- 飲料品(お酒含む)
- 医薬品など
いずれも税抜き5000円以上で免税の対象となります。
同一の店舗での購入、免税の申請となります。
免税の受け方
お買い物をした後に、免税申請カウンターに行き、免税の申請をします。
店によっては、免税専用のレジがあるところもあります。
その際に、申請者は、「購入者誓約書」にサインをします。
免税店側は、「輸出免税品購入記録票」を作成し、パスポートに貼付し割印します。
指定された方法による包装をされ商品を受け取ります。国内開封不可です。
その後、消費税分がキャッシュバックされました。免税専用レジのある店では、消費税0円で計算されます。
ママ友もご満悦(^^)
一緒に行ったママ友は、中国に入国する際の免税範囲内のお酒を購入されました。
家族で一時帰国され、夫婦合わせての量だったのですが、
お店側は合計金額が免税に満たすかの計算はしますが、駐在地の持ち込み可能のお酒の量までは把握していないので、各国免税範囲が違うのでご自身で管理を!
出国時の手続きは?
免税品をスーツケースに入れるなどして預ける場合は、チェックインカウンターでグランドスタッフに相談してみましょう。手荷物で出国する際は、未開封まま持ち込む必要があります。
パスポートに貼付された「輸出免税品購入記録票」は、出国審査場で提出することになります。
日本人駐在員は、消費税10%も怖くない。
もうすぐ消費税が10%になりますね。物にもよりますが、駐在国に持ち込む場合は、免税になるので日本人駐在員さんにはありがたい制度だと思います。羨ましい限りです。
出国審査後の空港免税店だと、混んでるとゆっくり買い物もできないですし、欲しい商品がなかったり、機内に手荷物で持ち込むので荷物が増えますよね。事前にゆっくり買い物できて、しかも免税になるなら使わない手はないです。ぜひ活用してくださいね~。
2020年4月1日以降は、これらの手続きも電子化されもっと簡単な手続きになるようです。
免税に関する詳細は、国土交通省観光庁HPに記載されていますので、こちらをご覧ください。
覚えておくと便利な一言中国語
「中国没有消费税,我觉得好羡慕。」
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