アメリカと日本との文化の違い、第二弾は支払い方法について。
日本では、レストランやカフェ、スーパーマーケットなどでの支払いをどうやってしますか?私自身は現金で決済することが多く、現金をお財布に入れておかないとなんとなく不安でした。
そんな私ですが、アメリカに来てからというもの、全くと言っていいほど現金を持たなくなりました。今財布に入っていたお金は$4ほど(少なすぎ?笑)。
それでも、全く問題なく生活ができちゃうのです!今回は日本とアメリカの支払い方法についての違いをお伝えします!
支払い方法の種類
まず、料金を支払い方法の種類とはどのようなものがあるでしょうか。以下にざっと挙げてみましょう。
・現金(キャッシュ)
・銀行振込
・デビットカード
・クレジットカード
・電子マネー
・小切手(チェック)
・その他(ポイントカードでの支払い等)
こんなにたくさん!支払額、お財布事情、お店の取り扱い有無などに合わせて、私たちは支払い方法を選択しているのですね〜。
今回は、現金(キャッシュ)vs. クレジットカード(キャッシュレス)に焦点を当てていきます。
日本での料金支払方法の割合
日本の現金支払い比率はなんと約80%!これは、アメリカの54%、中国の40%と比べてもとても高い比率となっています(経済産業省2018年データより)。
つまり、裏を返せばクレジットカード(キャッシュレス)での比率は約20%。日本政府は東京オリンピックが開催される2020年までにキャッシュレス比率40%を目指す方針を打ち出しましたが、なかなか厳しそうなみちのりです。
データでみても、日本はやはり現金主義ということがわかります。
アメリカで料金を支払う時の方法は?
アメリカで料金を支払う時は、圧倒的にクレジットカードを使うことが多いです。
まず、クレジットカードを使えないお店というのがほとんどありません(それが、私の財布の中身が$4でも生きていける理由でしょう笑)。
スーパーマーケットでも、カフェでも、支払いはクレジットカード。買うものが$1のドーナツのときでも、アメリカに在住者はカードで決済します。
アメリカはなぜクレジットカードでの支払いが多いの?
では、日本と違ってなぜクレジットカードでの支払いが多いのでしょうか。
単純に「クレジットカードが普及、浸透しているから」といったらそれまでですが、それ以外にも文化的な背景があるのです。
盗難リスクの軽減
日本では多額の現金をお財布に入れて持ち歩くことも一般的で、もし財布を落としてしまっても、現金ごと戻ってくることもありますよね(優しい世界…)。
ただ、アメリカではそんなことは起こり得ません。現金も、財布も落としてしまったら最後。戻ってくることはまずありません。
自分の身は自分で守らなければいけない文化なのです。
万が一クレジットカードの盗難にあっても、カードを停止して貰えば不正利用を防ぐことができ、被害を最小限に食い止めることができます。
そんな盗難リスクを軽減するために、現金の代わりにキャッシュレス決済が普及していったという側面もあるのでしょう。
金銭面での信用を高める(クレジットヒストリーを作る)ため
クレジットヒストリーとは、クレジットカードの使用歴のこと。アメリカでの金銭面での信用は、どれだけ現金を持っているかではなく、クレジットヒストリーを元に測られると言っても過言ではありません。
クレジットヒストリーを持っていないと、家や車のローンを組めなかったり、新しいクレジットカードが作れなかったりします。
つまり、クレジットヒストリーがあればあるほど、その後に大きな買い物をしようとした時に有利に働くのです。
ちなみに、日本人駐在員はアメリカでのクレジットヒストリーを持っていない人が大半のため、新しいクレジットカードを作るためには、かなり厳しい審査を通らなければなりません。
日本人駐在員がアメリカでクレジットカードを作るためにすることは、また別の機会に触れていきたいと思います!
支払い方法にも文化の違いがある!
「お金を払う」のは、ほぼ毎日起こることです。だからこそ、文化や考え方の違いが色濃くでるものなのかもしれませんね。
アメリカでは、クレジットカードをうまく使いこなして生活しましょう!チップの支払いも、クレジットカードであれば現金よりも便利ですよ!
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