前回の記事で、「シンガポールのお酒にまつわる話」をご紹介しました。
シンガポールは移民の国なので、国の風紀を守るために飲酒以外にもさまざまな決まりがあります。
「罰金大国シンガポール」なんてよく言われますが、まさにその通り!
日本では考えられない決まりもたくさんあるので、ぜひ頭に入れておいてください。
観光客でも同じように罰金の対象となるので、要注意ですよ!!
街をキレイに保つための禁止事項
1.ゴミのポイ捨て
罰金1,000ドル(約8万円)
これは聞いたことのある人も多いと思います。
シンガポールの街がゴミ1つ落ちていない、きれいな状態に保たれているのはこの法律のおかげです。
2.路上につばや痰を吐く
罰金1,000ドル(約8万円)
おじさま方がやってしまいがちなアレです。
これも罰金対象となるので、無意識でやってしまう癖のある人はよーく注意してください。
3.ガムの持ち込み
罰金10,000ドル(約80万円)
これは日本人からすると驚きの決まりです。
ガムのポイ捨て禁止ならわかるのですが、そうではなく、そもそもシンガポールにガムを持ち込むことじたいが禁止なんです!!
もちろん、シンガポールのスーパーやコンビニではガムが売っていません。
日本人が知らずにうっかりやってしまいそうなガムの持ち込み、要注意です!!
4.鳥に餌をあげる
罰金1,000ドル(約8万円)
街が糞で汚れるのを防ぐために….ということだと思いますが、鳥に餌をあげるのもNG。
公園でハトにお菓子を…なんて、子連れだとついやってしまいそうですが、これも気をつけましょう。
5.喫煙所以外の場所での喫煙
罰金1,000ドル(約8万円)
たばこを吸う方は、必ず指定された喫煙所で!
歩きたばこは厳禁です!!
6.公衆トイレで水を流さない
罰金1,000ドル(約8万円)
「こんなことまで法律で決まってるの!?」とちょっと驚きました。
これはもう、個人のマナーのような気がするのですが…。
ただ、いろいろな国や宗教やバックグラウンドの人が集まるシンガポールだからこそ、国を守るために徹底的に決まりごととして定めているんでしょうね。
7.蚊を発生させる環境を作ってしまう
罰金10,000ドル(約80万円)
これもシンガポールならではの決まりです。
デング熱やジカ熱などを防ぐために、蚊を徹底的に排除しようとしているシンガポール。
植木鉢に水がたまったり、エアコンが水漏れしたりして、蚊が発生する環境を作ってしまうと、罰金の対象となります。
政府の職員が抜き打ちでチェックに来ることがあるそうです。
電車内での禁止事項
1.電車内での飲食
罰金500ドル(約4万円)
これは要注意です!!
暑い国なので、電車に乗ったときについペットボトルの水で喉を潤したくなることもあるでしょう。
また、子どもが電車でぐずったとき、日本だとついお菓子を差し出してしまうことがありますが、これもダメです。
私も、息子が車内でぐずったとき、「ラムネをひとつあげれば機嫌よくなるのになぁ…」なんてやきもきしたことが何度もありました。
2.電車内での喫煙
罰金1,000ドル(約8万円)
喫煙に関しては先ほども触れましたが、喫煙は決められた喫煙所で。
3.ペットの持ち込み
罰金500ドル(約4万円)
4.可燃燃料の持ち込み
罰金500ドル(約4万円)
5.ドリアンの持ち込み
罰金なし
これもシンガポールならではの決まりです。
強烈なにおいを放つドリアン。
私は正直苦手なので、電車の中であのにおいがずっとしていると思うと耐えられません…。
好んでドリアンを食べる現地の人でも、あのにおいはキツイということは認識しているんだなぁとわかり、面白いなと思いました。
罰金大国シンガポールが、禁止はするけれど罰金はなし、というのが、またドリアンへの愛を物語っているようで面白い!
その他の禁止事項
1.横断歩道から50m以内の場所で、横断歩道を使わないで道を渡る
罰金50ドル(約4,000円)
ちょっと決まりが細かいですが、基本的には道を渡るときは横断歩道を利用すれば問題なしです。
2.申告せずにタバコを持ち込む
罰金 1箱あたり200ドル(約16,000円)
シンガポールにタバコを持ち込む場合には、きちんと申告をして税金を払う必要があります。
タバコ1本であっても、申告漏れは罰金の対象となるので注意してください。
まとめ
いかがでしたか。
「こんなことまで禁止なの!?」と驚くことも多いですが、その厳しい罰則のおかげでシンガポールが安全・安心・清潔な国に保たれているだと思うと、これもひとつのやり方なんだなぁと納得してしまいます。
ガムの持ち込みや、電車内での飲食など、知らないとやってしまいそうなこともあるので、これからシンガポールに駐在・旅行に行く人はひと通り頭に入れておくと安心ですよ。
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