アメリカでのホームシック
アメリカで駐在妻生活を始めて早1年半。ウィスコンシンという田舎とは言えど、先進国だし、ちょっと車で走れば日本の食料品も手に入るし、ホームシックになんてなるの?と思うかもしれません。
はっきりお伝えします。ホームシックには、「なります」。
今回は私や周りの人のホームシック体験談と、その解決法をお伝えします。
ホームシックとは
まず本題に入る前に、ホームシックとはなんぞや?とWikipediaで調べてみました。
【ホームシック】
懐郷病(懐郷病)。家庭や故郷を懐かしむ心情。(Wikipediaより引用)
これによると、「あぁ、日本食食べたいな。」、「家族に会いたいな。」と思うこと、これこそが「ホームシック」なのです!
つまり、きっと誰しもが一度はホームシックになるのです!
多かれ少なかれホームシックにはなる!
程度の大小はあれど、日本を離れた人、日本国内でも故郷や長年住み慣れた場所を離れた人は、誰でもホームシックにはなります。
駐在妻なんてホームシックになる人の典型ですよね。長年住んできた日本を離れ、誰も知らない土地で、多くの人は専業主婦として生活しろと言われるのですから。
それでも、昔に比べると近年は多くの日本人が海を渡るようになり、ネットが発達し、赴任先/赴任元の企業でも駐在員のケアが充実したため、物理的な距離が離れていても日本を身近に感じられるようになったようです。
ホームシックの症状
ホームシック程度は軽いものから重症と思われるものまで、環境や本人の性格によって様々。
私は専門家ではないので、以下の症状はあくまで私の周りの友達の実体験です。こんな症状もあるんだな、という参考になればと思います。
症状軽め:「日本食食べたいな」「友達に会いたいな」
日本を離れたら起こる自然なホームシックの反応です。大体その欲求を満たせば(日本食を食べたり、友達と話したりすること)解決します。私は幸い楽観的なので、この程度で済んでいました。
今も、このお寿司の画像をみてホームシックに陥っています。(笑)
ちょっと心配:気付けば涙が出ている
ある周期でホームシックの波が襲ってきて、その波の中にいるときにふと気づくと涙がでている、というもの。泣こうと思って泣いたわけではないようです。
ちなみに、この症状は結構よく聞きます。旦那さんや、近くにいる友達、家族に自分の気持ちを聞いてもらうと和らぐようです。中には時間が解決したというツワモノも。
重症かも:ベッドから起きる気力がない
ホームシックによって精神的に参ってしまい、身体にも影響が出てしまう人も中にはいます。
海外駐在中、家族の大黒柱は「妻」といっても過言ではないでしょう。自分が辛くなる前に、旦那さんや理解者にSOSを出しましょう。
更にひどいホームシックになる前に日本に一時帰国したり、住んでいる場所から引っ越したり、なんらかのリフレッシュをして回復をしたという人が多いです。
私流ホームシックの解消法
私がウィスコンシンに来てホームシックになった時の解消法をご紹介します。
友達や家族と連絡を取る
今の時代、時差はあれど、スマートフォンを使ってお互いにすぐに連絡を取ることができます。
特に日本語が通じない地域や、日本語で話せる人が周りにいない人には、たとえ1人でもすぐに連絡が取りやすい友達がいると心の支えになるでしょう。
私は連絡を頻繁に取りすぎると寂しさが増してしまう性格なので、連絡を取り合う頻度はほどほどにしていますが。(笑)
現地に馴染む!
日本を思ってホームシックになるのであれば、ウィスコンシンもホームにしてしまおう!という発想です。単細胞!なんて言わないでくださいね。(笑)
熱中できる趣味を見つけたり、英語の勉強に打ち込んだり、現地の食事を楽しんだり。小さなことで問題ないです。少しでも自分が好きだと思えることを現地で見つけることが、ホームシックから脱却する大きな一歩だと思います。
現地の人で1人でも親切にしてくれる人を見つけると、とても心強いです!
うまくホームシックとお付き合いしましょう
「ホームシックは誰でもなるもの」と思うと、少し気持ちが楽になりませんか?ホームシックは治ったり、完全に去ったりするものではありません。うまくホームシックと付き合いながら、現地の生活を楽しみましょう!
私は主人の海外赴任についてきて3ヶ月になる駐在妻です。
今、重度のホームシックになっています。子供といても主人といても、気分が晴れず、平日1人で家にいると不安感に襲われ苦しくなってしまいます。
動悸もして、とても辛い気持ちから抜け出せません。毎日、日本に帰りたいとそればかり考えています。
しかし、こちらのホームシックについて読ませて頂き少し気持ちが楽になれました。
自分だけじゃないと思うと安心できます。
まだまだホームシックから抜け出せませんが、頑張ってみます。
ありがとうございます。