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上海駐妻が体験した、こんな身近な所でも起こり得るワイロの話

「ワイロ」って聞くとなんだかいいイメージを持ちませんよね。

日本では、タブーとされているし、まず私達のような平凡な日本人妻には馴染みのない話。

恐らく一般的な日本人サラリーマンも馴染みがないと思います。

そんな日本人が中国に駐在すると、身近なところでこの「ワイロ」を手にする、見聞きすることになるのです。

今回は、その「ワイロ」についてお話します。

不動産屋との契約で・・・

駐在前、我が家は、ネットで見つけた不動産2社と物件探しをしていました。

A不動産の営業マンは、日本人女性で、しっかりした感じの方。B不動産は、日本語のできる(上手ではない)中国人男性。どちらも10物件ずつぐらい見学に行きました。

たくさん見た物件のうち、気に入った物件が出てきました。それはB不動産の物件でした。

けれど、私はB不動産の営業マンの日本語があまりにも下手過ぎて、この会社と契約してしまうと、家のことで後々何かあった時に連絡するのは、この営業マンだし、ちょっと心配になりました。そこで、A不動産に正直に相談してみました。

「住みたい物件は、他社のものなんですが、契約したいのは、A不動産なんです。」

『それでは、物件の持ち主のオーナーと連絡を取って、OKであれば、弊社でご契約ということも可能ですよ。』

しばらく時間があり、A社からメールで『オーナーの了承を得ましたので、ご契約ということでよろしいでしょうか?』と。

といういきさつで希望の物件に住むことになった訳です。

物件引き渡しの日、全く初めての海外駐在だし、まして中国語も分からないし、最初の頃、この日本人女性にはホント頼りっぱなしでした。

 

そして、「今回、キャッシュバックキャンペーンで、少しですが、口座に入金させていただきます。」と。

そういうキャンペーンがあるんだ。とあまり深く考えず、会社に言った方がいいか聞くと、言わなくても大丈夫ですよ。と言うので、主人には、キャッシュバックキャンペーンで、口座に入金された。ことは言っておきました。

金額的には、敷金か家賃の10%ほどだったと思います。

その後、2年目の更新の時

中国は、賃貸物件は1年契約のため、引越したければ、1年で契約を変えることができます。このまま2年目も更新するつもりでした。

更新時もまたキャッシュバックキャンペーンで、口座に入金しますよ。という話は、A不動産屋から聞いていました。

ところが、オーナーとA不動産屋と何か揉め事があり、家は、そのまま更新できたのですが、オーナーの知り合いのC不動産屋と契約することになりました。

 

ある日、中国語の授業の時に、先生が、『皆さんは、不動産屋からお金もらっていますか?』と質問して来たのです。

すると、私を含め3人の生徒の内1人が毎月もらっていると、カミングアウトしました。

私は、「最初の契約の時に、キャッシュバックはもらったことがあります。」と言うと、

『それ、ワイロですよ。中国では、日常茶飯事だから、もらって大丈夫です。』

「えっ?ワイロだったんですか?」

『そうです。日本はあまりこういう事しないですね。中国は何でもワイロで解決するからね。』

そうやったんや~私もワイロを受け取ってたんや!!

毎月もらっているという駐妻さんは、香港からのスライドだったので、びっくりはしてなかったです。

A不動産の日本人女性営業マンは、私がびっくりすると思って言葉を替えて気を遣って言ったのかもしれませんね。

たまたまかもしれませんが、3人中2人がワイロをもらっている。という確率高くないですか?

家のオーナーさん

我が家の住んでいたマンションの洗濯機の排水が、よく排水溝からもれて、あふれることがありました。

原因は、以前書いた、マンションの排水管の構造上の問題です。

真っ直ぐ下に落ちる排水管であれば、そう簡単にあふれたりしないと思います。

その度にオーナーに電話し、来てもらって、できる範囲でオーナーも自力で直します。

無理な場合は、マンションの管理室に連絡し、修理業者を依頼します。

ある時、また洗濯機の排水溝がもれて泡だらけになりました。

今回は、オーナーも修理業者を依頼し、電動ドリルを使って修理開始。

そして、無事修理が完了しました。

すると何やら、オーナーが修理業者と交渉しています。

中国語で全く分かりません。オーナーは、普段私と話す時は、日本語で話してくれます。

するとオーナーの財布から、お札が・・・

修理業者に手渡しました。その金額30元ほど(日本円で約450円)

修理業者は、笑顔で帰って行きました。

オーナーは私に、「これで大丈夫です。しばらく様子みてください。」

と言って帰りました。

あの30元は何だったんだろう?とずっと気になっていました。

マンションからの請求書を見て

毎月、マンション管理室から、会費、修繕費、その他諸費用の請求書がポストに入っています。オーナーが払ってくれるので、その請求書を手渡ししています。

翌月の請求書を見て、あの排水溝の修理代が載っていないことに気づきました。

「ん?もしかして?」

つまり、オーナーは、このまま修理業者を帰すと、マンション管理室から修理代の請求がかかるので、直接修理業者にお金を渡し、修理をなかったことにしてくれ。という口止め料みたいなものだったんだと思います。

30元って少ないって思われるかもしれませんが、中国の物価だと、現地の人の朝食とランチを足したくらいになります。道理で笑顔で帰って行ったわけね。

請求書を見てあの時のお金は、ワイロやったんや。と確信した瞬間でした(笑)

青島(チンタオ)に単身赴任中の旦那さんが

今も私は日本で、中国語を忘れないように中国語教室に通っています。生徒さんの中に、旦那さんが青島に単身赴任していて、年に1,2回会いに行くために、中国語を学んでいる奥さんがいます。その奥さんの話です。

旦那さんが一時帰国の時に、お茶の缶が2缶入った箱を持って帰って来たそうです。取引先のお客さんがくれたらしい。

中を開けてみると、

一つは、お茶の葉が、

もう一つが、

『えっ何コレ?お金?』

お茶缶の中に100元札がたくさん入ってたそうです。

『いやぁこんなんもらわれへんわ。悪いけど取引先に返して!』

「あかんあかん、返したら取引を断ることになるから、返されへん。こういうのは、受け取っといた方がエエ。」

『えーそうなんや。ワイロってホンマにあるんやね。』

今年のお正月の話

上海で知り合った大連人のママさん。彼女は、大学の時に日本に留学し、大学で知り合った大連人と結婚し、日本で家も購入し、今では帰化して日本人です。彼女の家は、我が家から車で30分くらいで行ける距離なので、日本に一時帰国される度に会っています。

 

彼女の持ち家の管理は、日本でお世話になっているおばあちゃん(日本人)と呼んでいる方にお願いしています。

今年、そのおばあちゃんとも初めてお会いしました。もう高齢で、なかなか彼女の持ち家を管理できる感じではありませんでした。

この友達夫婦は、定年までは、上海で暮らすそうです。

私が毎年上海に遊びに行っているのも、このママ友に会うためでもあります。

そして、このお正月、家族で一時帰国され、年末年始を京都の蟹の美味しいお宿に泊まられていました。

お正月早々連絡があり、明日16時頃、戻るけど会えますか?と・・・

きっと、自宅と最寄り駅が離れているので、車で送ってほしいのかな?と思って、主人も休みだったので、自宅の最寄り駅まで迎えに行くことに。

『ごめんねぇ。お正月なのに来てもらって・・・これお土産。つまらないものですが・・』と言って、お土産を受け取りました。(発砲スチロールなので中身はその場で確認していません。)

そして、彼女が、

「実は、お願いがあって・・・これからはね、おばあちゃんも高齢で大変だから、gubeitomomiさんに、家の管理をお願いしてほしいの。」と・・・

「おばあちゃんも大変よね。私でよければ手伝うよ」

もちろんお土産まで、もらっているし、断るわけにいきません。

何かあったら相談してね。と言って別れました。

 

家に帰って発砲スチロールを開けてみると、

「えーっ?こんなにたくさん!!」

お土産にしては豪華過ぎません?友達にお土産買う場合、よっぽどつきあいの深い関係でないとここまでしないと思うのです。

改めてお礼の連絡を入れましたが、この感覚、中国っぽくないですか?

まるでワイロをもらったような感覚になりました。

きっと、日本人だからお金を渡すのは、いやらしいと思い、蟹にしたのかな?と・・・

茹で蟹4杯に、生の蟹たくさん。結構オタカイのでは?と思います。

中国では、ビジネス以外にも身近な所でワイロが使われる。

日本人にとって、ワイロってヤバイもの。っていう感覚がありますが、こちら中国では、一般の人でも普通にもらったりあげたりします。

交渉を円滑に行うための手段であり、当たり前の事のようです。

日系企業は、派手なワイロの取引は、禁止しているようですが、郷に入れば郷に従え。のような状況なのだと思います。ビジネスの場合、ワイロを断ることは、取引を断ることに繋がるため、ある程度は、仕方ないのかもしれません。

今は、スマホで送金とかもできますし、ワイロも送金したりするのかもしれませんね。

こういう社会があることを最初に知っていれば、びっくりすることもないかなと思います。

覚えておくと便利な一言中国語

「哎呀!」Āiyā!

「アイヤー!」

「えー!」「わぁ!」

驚いた時に使う感嘆詞ですが、お皿を割った時や、やけどした時、子供がおもらしをしちゃった時など、なんでも幅広く使えます。

私が書いた上海の記事で、何度も出てくる「えー!」という表現。

「アイヤー!」に置き換えて読んでみてください。

ちなみに「ワイロ」を中国語で書くと「贿赂huì」「フイルー」

日本の漢字そのままです。漢字は中国から伝わったといいますし、この言葉自体も中国から伝わっているということが分かりますね(笑)

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2 COMMENTS

アバター acsnumber

記事拝見させてもらいました。お国柄とはいえ、ものを渡すお金を渡すことで交渉を円滑に進めて水に流してもらうってのはプライドの高い中国人らしいなと感じました。評判を落とさなければ、その方のプライドも傷つかず、対応してくれた方へのプレゼントが相応であればそれはそれで喜ばれるといったwin-winの関係になれるのは素晴らしいですね。でも、かくしてコソコソやる感じはあまりいい気にはならないですね…

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gubeitomomi gubeitomomi

acsnumber様
コメントありがとうございます。そうですね。メンツを気にするこのクニの人達は、おっしゃる通りwin-winの関係で丸く収まるんでしょうね。アメリカと中国の関係もうまくwin-winの関係になってくれないかなぁと願うばかりです。今のままだと、お互いに強がっていて、良い方向に進むようには思えないです(笑)上海にコストコが今年オープンする予定なのですが、これもなんだか先延ばしになっちゃいそうな気がします。

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