インドネシアでは、共働きの場合、お手伝いさんやベビーシッターを雇うことが普通です。
奥さんが専業主婦でもお手伝いさんやベビーシッターを雇っている家庭も沢山あります。
親戚にお願いしている場合もあれば、エージェントを使ったり、個人で探したりする場合もあります。
今回は、そんなバリ島のお手伝いさん・ベビーシッター事情を紹介したいと思います。
お給料の相場は?
週数回通いで数時間掃除や洗濯をする場合は、2日~3日毎に1日数時間で掃除等のみする場合は、月Rp800,000(日本円約6,400円)前後。
私の周りでは子供がいなくてお手伝いさんを住み込みで雇っている人はいません。
そういう人もいるとは思いますが、住み込みの場合はほとんどベビーシッターだと思います。
ベビーシッターは、もちろん通いの場合もありますが、住み込みの場合が多いと思います。
通いか住み込みかで少しお給料に差がありますが、現在のベビーシッターの相場は月Rp2,000,000(日本円約16,000円)ぐらいです。
インドネシア人で英語が話せる人のように条件があると、お給料は、もっと高くなっていきます。
ベビーシッターといってもお手伝いさんの要素も含まれているので、時間がある時は家事もしてくれます。
子供の学校への送り迎えをしてくれる場合もあります。
探し方は?
ベビーシッター、お手伝いさんの探し方は基本的に同じです。
親戚にお願いしたり、友人に紹介してもらったりと個人的に探す場合やエージェントにお願いして派遣してもらったりします。
SNSで募集をだす人もいます。
最近では、きちんと仕事をしないお手伝いさん、特にベビーシッターが問題になったりもしているので、親戚がいない場合は個人で探すよりエージェントにお願いしたほうがいいかなと思います。
我が家は、私も面識がある主人の親戚にお願いできました。
もし親戚で見つからなければ、ベビーシッターを派遣してくれるエージェントを使おうかと思っていました。
エージェントに登録しているベビーシッターは、専門学校等で幼児教育等の勉強をした人も沢山いるので、そういう人を派遣してもらえます。
インドネシアの産休は3か月で育休・時短勤務はありません。
最近でこそ日本の保育園のようなDay Careが増えてきていますが、生後3か月から預けられる場所はまだまだ少ない為、ベビーシッターの需要は高いです。
然しながら、今はいいベビーシッターを探すのがすごく大変です。インドネシア人も「奥さんを探すよりベビーシッターを探すほうが大変」というくらい。
大変だった事
お手伝いさんやベビーシッターは、どちらかというと田舎から出てきた人が多いと思います。
その為、人によっては、洗濯機を使ったことがない人もいます。
洗濯機の使い方は全自動なので簡単なんですが、問題は色が出るものは白い物と一緒に洗濯しないとか、これはネットに入れるとかそういうことを教えるのが大変です。
我が家では、ベビーシッターが時々洗濯をしてくれたのですが、白い靴下がいくつか色付きになってしまいました…。
バリ島の人は、ふきんを使い分けません!私はこれがすごくストレスでした。
雑巾は床に、キッチン・コンロ周りのふきんはシンクの近くに、食事をするテーブルの上にはテーブル用のふきんを置いていましたが、これがめちゃくちゃになってしまいます…。
テーブルで食事をする習慣がなく、シンクやガスコンロも主人が子供のころはなかったそうなので、ふきんを使い分けるという観念がないんだと思います。
我が家は、ベビーシッターが時間がある時に掃除をしてくれたりしました。
片付けをしてくれるのはいいのですが、所定の位置に物を片付けることができませんでした。
私の周りのインドネシア人もそういう人が多いのでインドネシア人あるあるかもしれません。
見た目はきれいになるんですが、全然違うところにものがしまわれていたりして、困りました。
気を付ける点
お手伝いさん、ベビーシッターの人の宗教によって、例えばクリスチャンの人ならクリスマス、イスラム教の人なら断食明けのレバランに長期休暇を取ると思います。
また、その時期は給料+ボーナスといった感じで少し多めに給料を渡します。
バリヒンドゥ教の場合は、お祭りごとが多いので、長期休暇というよりは、1年で数回2日~3日ぐらいの休みを取ることが多いと思います。
突然連絡なしに来なくなる、休暇で実家に帰ったまま戻ってこない、お金を貸してほしいといわれる、給料の前借りをお願いされるといったことは、よく聞く話です。
親戚やエージェントで見つけた場合は、こんなトラブルに遭遇する確率もかなり低くなると思います。
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