「海外=水道水を飲んではいけない」そんなイメージありますよね。
これまでに旅行に行ったどこの国でも、ガイドブックには「水道水は飲まずに、ミネラルウォーターを買いましょう」と書いてあった記憶があります。
私もシンガポールに行くまでは「海外で水道水を飲んだら即お腹を壊す」とか「氷も気を付けろ!」とか、そんなことを思っていました。
では実際どうなのでしょう。
駐在妻だからこそわかる、生活に密接した、シンガポールの水事情を今回はお伝えします。
シンガポールの水道水は飲めるの?
なんと答えは「イエス!」なんです。
シンガポールの水道水は、日本と同じように浄水処理がしっかりとされているので、そのまま飲んでも大丈夫なんです。
WHOの基準をしっかり満たしていて、国からも安全性が保障されています。
しかも日本と同じ軟水なので、日本人にとってはなじみの味、といったところ。
日々の生活に欠かせない水。
それが日本と同じくらいの品質と聞くと、とっても安心できますよね。
日本の水との違いは?
日本の水と大きく違うのが、「水道水にフッ素が含まれている」ということ。
最初にこれを聞いたとき、息子にはまだ歯も生えそろっていないような頃だったので、正直いまいちピンときませんでした。
お恥ずかしながら、「フッ素…?とは…?」というレベル。。。
息子の歯も永久歯に生え変わり始めた今なら、フッ素の必要性がとてもわかります。
虫歯予防に欠かせないフッ素。それがシンガポールの水道水にははじめから添加されているのです。
国を挙げて、国民の虫歯予防をしている、そう思うとちょっとすごいなと思いました。
実際のところ、飲み水はどうする?
シンガポールの水道水は安全に飲めます。
じゃあ水道水をガブガブ飲みますか?と聞かれると…。
日本でも水道水をそのままガブガブ飲む人は、そう多くはないのではないでしょうか。
もちろん、住んでいる地域にもよると思いますが。
シンガポールの駐在家庭も同じような感覚で、水をガブガブと飲みたいときには、スーパーで売っているミネラルウォーターを買う人が多いです。
そして料理やお茶などに水道水を使うときはいったん沸騰させてから、という家庭が多かったです。
また、特に小さいこどもがいる家庭ではウォーターサーバーを設置したり、水道の蛇口に浄水器を付けたり、と日本にいたときと同じような感覚で水道水を使っていました。
困ったことは?
虫歯予防のために含まれている水道水のフッ素が、ときに髪の毛にとってはダメージとなることがあるようです。
私もシンガポールに住み始めてしばらくしたころ、髪の毛が急にギシギシとしはじめて、慌てました。
それに抜け毛も多くなった印象です。
日本とシンガポールでは気候も違うので、一概に水だけが原因とは言い切れませんが、現地の日系美容院で髪のことを相談したときに
「フッ素は髪にとってはダメージになることがある」
「シンガポールに来てから急に髪のダメージや抜け毛に悩む駐妻さんは多い」
ということを聞きました。
それから、シャンプーを変えてみたり、美容院へ行ったときには炭酸水で髪を洗ってもらったり、いろいろと試した結果、なんとなく落ち着いてきました。
まとめ
シンガポールの水道事情、いかがでしたか。
水に関しては、基本的には日本と同じ感覚でOKです。
シンガポールでよく目にする、氷入りの飲み物や、かき氷を食べても、お腹を壊したことはありません。
(もちろん食べ過ぎはNGですが!)
あまり心配しすぎずに、日本と同じような感覚で過ごしてみてくださいね。
外国の水道水はお腹を壊したりと身体に悪いイメージがありましたが、シンガポールの水はあまり日本と変わらず使用できることがわかりました。虫歯予防のために水道水にフッ素が含まれているというのはとても驚きましたが、思っていたよりも気にせずに水道水を使用できるのですね。ただ、髪の毛にとってはあまり良くないようなので、シンガポールに行った際の洗髪は何か対策を考えないといけないなと思いました。環境もきれいで食べ物も美味しいと聞いたので、ぜひ行ってみたい旅行先の1つです。
外国、特に東南アジアは、衛生状態が悪いと思っていました。が、この記事を読んで印象が変わりました。しかも、フッ素を入れて虫歯予防をするなんて驚きです。日本もシンガポールを見習って、国民に寄り添った水道の対策をして貰いたいものです。
☆まおさん☆
コメントありがとうございます。
そうなんです、私も外国の水道水はすべてだめだと思い込んでいたので、シンガポールの水道水の安全性は嬉しい誤算でした。
ご旅行で数日いらっしゃるくらいであれば、髪の毛への影響もそんなに心配いらないかなと思います。
むしろ強い紫外線のほうがダメージになりそうなので、帽子や日傘など紫外線対策をおすすめします!
☆みのるさん☆
コメントありがとうございます。
国をあげての虫歯対策なんて驚きですよね。ただ、フッ素を使った虫歯対策については日本でもまだ賛否がわかれるところのようですので、日本の水道水では現実的ではないのかな…なんて思ったりもします。
同じアジアでも国によって考え方や方針が違うのが面白いです。
フッ素は人体に影響が大き過ぎます。
そもそもフッ素の歴史を見てみると第二次世界対戦の時に収容所の囚人に対して悪用されてました。
ソ連が属国の旧東ドイツに対して水道水にフッ素添加を強制して、のちにドイツ統一後、水道水からフッ素が抜かれる事になります。
遺伝子組み換え作物やフッ素など正しい知識がないと体を病気にするだけです。