シンガポールにはたくさんのスーパーがあります。
日本のものをメインに取り扱っている日系スーパーから、現地の人が多く通うローカルスーパー、そしてよりディープな世界のウェットマーケット(市場)まで。
いったいどこへ買い物に行ったらいいのかわからない…という方に向けて、
1.初級編 日系スーパー
2.中級編 ローカルスーパー
3.上級編 ウェットマーケット(市場)
の3部にわけて、シンガポールのスーパー事情をお伝えしたいと思います。
初回の今日は、初級編の「日系スーパー」について詳しくお伝えします。
日系スーパーの特徴
シンガポール駐在員ならだれもが知る、「明治屋」と「伊勢丹」の2大スーパー。
日本人にとって一番ハードルが低く、気軽に買い物に行ける場所です。
店員さんは現地の方がほとんどですが、商品が見慣れた日本のものばかりなので、言葉にも困りません。
ここには、日本の調味料、お菓子、乳製品、お米、納豆、野菜、日用品までなんでもそろっています。
ひな祭り近くにはひなあられ、こどもの日近くには柏餅、と日本の行事に合わせた商品も手に入り、「ここは日本だっけ!?」と錯覚してしまうほどです。
また、ときどき「北海道フェア」や「らーめんフェア」など、日本のデパートの物産展のようなイベントも開催されます。
こういったフェアはシンガポーリアンたちにも人気なようで、盛り上がっている様子をよく見かけます。
値段は?
値段は、加工品や日用品などは日本の1.5~2倍ほど。
ただ、野菜やフルーツなどの生鮮食品はもっと高い場合が多いです。
衝撃的だったのが、日本産の「小松菜 8SGD(約660円)」、「とまと2個 10SGD(約830円)」という値段!!
冷蔵で空輸して…とお金がかかるのはわかりますが、その値段では手が出ない!
観光でシンガポールに来る際には、日系スーパーの野菜やフルーツの値段を見て回るのもおもしろいかもしれません。
「こんなに高いの!?!?」と衝撃を受けること間違いなしですよ!
おすすめは?
ずばり薄切り肉!!
シンガポールのローカルスーパーには薄切り肉が売っていません。
日本人はブロック肉よりも、薄切りや細切れなど、薄めのお肉のほうが使い慣れていますよね。
日本産のお肉はお高いので、我が家では伊勢丹に売っているオーストラリア産の薄切り肉をよく買っていました。
「薄切り肉を買うために日系スーパーに行く」と言っても過言ではないくらい、伊勢丹の薄切り肉にはお世話になりました。
無料の氷のサービスも
日本のスーパーではよく見かける、無料の氷やドライアイスのサービス。
常夏の国ですが、シンガポールのローカルスーパーにはありません。
でも、ここはやはり日系スーパー!
レジの近くにビニール袋に入った氷が置いてあり、無料でもらうことができるんです。
さすが日系!かゆいところに手が届くなぁと、つくづく感心してしまいます。
デリバリーもやってます
明治屋も伊勢丹もネットでも買い物ができます。
「生鮮食品は自分の目で見て買いたい!」という人には、ホームデリバリーサービスがおすすめです。
メンバー会員になれば、店舗で70SGD(約5,800円)以上の買い物をすると、無料で家まで宅配してくれるんです。
ちなみに70SGD以下の場合には、送料10SGD(約830円)で宅配を頼むこともできます。
私は伊勢丹のホームデリバリーをよく利用していましたが、これが本当に便利!
こどもを連れて、暑い中たくさんの荷物を持って帰るのはとても大変なので、すごーく助けられました。
たまごなどの割れ物は、プチプチの梱包材で丁寧に包んでくれて、お肉や魚などの生ものにはドライアイスを入れてくれます。
なんと丁寧な日本クオリティーのサービス!!
届けてもらったときに留守にしていて、家のドアの前にどさっと荷物が置かれていたときには最初ぎょっとしましたが、
「不在にしていた自分が悪い」と反省。
そして「家の前に置いておいても問題が起こらないくらい治安のよい国なんだ」ということを再認識しました。
実際3回ほど不在にしていたことがありますが(デリバリーのおじさん、ゴメンナサイ!)商品が紛失していたり、壊れていたり、といったトラブルは1回もありませんでした。
玄関のそとに荷物を置かれるのは不安…という方は、指定の時間に在宅しているようにすれば問題なし!
13~15時か16~19時、というようにデリバリーの時間帯を選べるので、とても便利です。
まとめ
シンガポールの日系スーパーについて、わかっていただけたでしょうか。
置いてある商品から、きめ細かいサービスまで、まさに日本!!
日本で買い物をするときと同じ気軽な気持ちで、ぜひ足を運んでみてください。
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