駐在妻になるにあたって
主人の仕事の都合でアメリカ駐在妻になった訳ですが、結婚する前から海外駐在の可能性は聞いており、私の両親にもその可能性があると話してありました。
なので、「あぁ、いつかわからないけど、何年かは海外で生活するのだろうな」とぼんやりとした気持ちは抱いていました。
ただ、その海外駐在を打診された時期が予想よりあまりにも早かったこともあり、海外駐在に対して戸惑ったことも事実です。なぜ戸惑ったのか、大きな理由は2つあります。
①仕事を退職しなければならない
ひとつは、仕事を退職しなければならないこと。
海外駐在が決まった時は転職して約1年、これから波に乗っていくぞ!という時だったので、職場にご迷惑をかけるのも申し訳なかったですし、自分のキャリアが途絶えてしまうという不安もありました。
日本に帰ってきた後も正社員で働けるのか、そもそも就職できるのか、まだ駐在生活を始める前からなんとなく不安になってしまいました。
②環境の変化
ふたつめは、環境の変化です。海外で生活することは初めてだった上、ウィスコンシンという聞きなれない地。
自分が海外で生活するイメージが持てず、生活していけるのか?何がわからないかもわからない、漠然とした不安を持っていました。
駐在の可能性があった国
戸惑いがあっても、主人についていくと決めた理由は、駐在する国がアメリカだったことも大きいです。英語圏であり、ウィスコンシンという田舎であっても先進国、日本食も手に入る(片道車で3時間かかりますが笑)という環境だったので、アメリカでの生活が、暮らしかたによっては自分の人生にプラスになるだろうという思いがあったからです。
アメリカの他に主人が駐在する可能性があった国の一部を挙げると…
アジア圏では中国、インドネシア、インド、タイなど、ヨーロッパではイギリス、フランス、ドイツなど、中南米ではメキシコ、ブラジルなどとにかくたくさん。
その中でもアメリカを引き当てた主人は素直にすごいなと感じています。
帯同可否の基準
駐在する可能性がある国が何カ国もある中で、どこに出向になっても帯同していたかというとおそらくそうではありません。「この国だったら、駐在はちょっと…」と思う国も実はありました。
ただ、これはあくまでも私個人の考えです。私が帯同したくないという国でも、ご主人の出向に帯同されて楽しく駐在生活を送っている方も沢山いらっしゃいます。
そもそも、私が帯同したくないと思う国の中には個人的に渡航経験のない国もあります。つまり、私個人の先入観と偏見も大いにあります。決してその国に滞在している方々を否定している訳ではありませんので、こんな意見もあるんだな、と広い心でお読みいただければ幸いです。
さて、そんな私が帯同可否の基準にしていたのは、「衛生環境」。日常生活をする上で、健康に害を及ぼす可能性がある場所はなるべく避けたいなというのが本心でした。
この国だったら帯同はお断り…
「もしこの国に駐在になったら、帯同はできない」と事前に主人にも宣言していた国、それが「インド」と「中国」でした。理由は先に挙げた通り、衛生環境に不安があるためです。私だけならまだしも、未来の子供にとって安全か?と考えた時に、とても帯同できる環境ではないと感じたのです。
ただ、インドも中国も経済成長が著しい国なので、どの会社も力を入れている地域です。友達から聞いた話によると、その二カ国に駐在するということは、会社からの大きな期待の表れのようです。
駐在してみての気持ち
アメリカに駐在して1年となりますが、率直に来てよかった!と思います。平日に仕事がないためだらだらしがちで(笑)、もう少し自分を律しないといけないな…とは常々感じていますが、自分の人生にとって必要な期間のように感じています。更に充実したものになるよう、新しいことにチャレンジしながら生活を楽しんでいきたいと思います。
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