昨年、日本でもヒットしたディズニー映画「リメンバー・ミー」。映画内で出てくる死者の国は、とてもカラフルで色鮮やかな場所ですね。
そのモチーフになった街が、メキシコにあるグアナファト州の州都・グアナファトです。芸術の街としても知られ、多くの美術館・博物館があり、街中にはマリアッチ(音楽隊)もちらほらいる素敵な街です。
今回は日本人の間でも観光地として有名になりつつある、グアナファトの治安事情についてご紹介します。
危険を感じることはなく、治安の良さは◎
私は何度かグアナファトへの旅行経験がありますが、普通に過ごして身の危険を感じることは一度もありませんでした。
普通に・・・って主観すぎてわかりにくいかと思いますが、ガイドブックに載っている観光スポットを回って、街中の小道もうろちょろ歩いて、夜もレストランや公園へ出歩いて(深夜0時過ぎまで外にいました)、というような王道の観光内容です。
実際にグアナファトで過ごしての印象は、「最低限の知識があれば、女性のみでの旅行や一人旅も問題ない」という感じですね。(目安として、2019年2月現在の外務省の海外安全HPを確認すると危険レベルは0でした。)
とはいえ、治安は良いけれども、知っておいたほうが良い治安についての知識は幾つかありますので、挙げていきます!
危険回避!グアナファトでの必須知識
① 流しのタクシーよりはUberを
グアナファトには、タクシーもUberもあります。(グアナファトではそんな話はあまり聞かないようですが)流しのタクシーだと強盗やぼったくりがあり得ると言えばあり得ます。
その点、Uberは比較的安全、乗車料金も明瞭なのでUberの使用をお勧めします。
② 地下道を歩くのはNG
グアナファトには地下道がたくさんあります。これは昔の地下水路を道として使用しているからだそう。
見た感じ、趣があって歩いてみたくもなりますが、地下のため暗いこと、強盗等に遭っても助けを呼びにくいこと、車が主に通っているので轢かれる心配も…と考えると、歩くのはやめておくのが無難です。
③ 深夜も外で楽しめる!
グアナファトではウニオン公園周囲の店をはじめとして、お店は深夜遅くまで賑わっています。
夜でも特に危ない雰囲気もなく、マリアッチ(音楽隊)も何隊かうろちょろしており、チップを払うとお店の中まで入ってきて演奏してくれるような楽しい感じです。
また、近くにグアナファト大学もあり、学生が多いのも相まって夜もにぎやか・明るい雰囲気を楽しめますね。
夜中出歩きたいなら、ウニオン公園周囲のホテルがおすすめ
そんな、夜も賑やかなグアナファト。夜の治安も昼間と同様、特に気になりませんが、夜中も出歩きたい・雰囲気を楽しみたいというのであれば、宿泊はウニオン公園周囲がおすすめです。
というのも、グアナファトは小道がたくさんあるんですね。大通りから一本入ると真っ暗で誰もいない道になるということが多いです。
お昼間は小道も全然問題ありませんが、夜は気を付けたほうが良いです。
ウニオン公園周囲に泊まれば、賑わっている公園周囲に行くにも、お店に行くにも賑わっている道を通っての移動になるので、安全に楽しめます。
④ ピピラの丘に行く際は注意
さて、グアナファト観光といえば、必ず行かれるであろう「ピピラの丘」。
ピピラの丘に行く手段は
①徒歩
②ロープウェイ
③タクシー又はUber
と3つあります。
注意点なのですが、夜は②ロープウェイは運航していないんです。
ウニオン公園から真上に上がったところだし、ロープウェイがないなら歩いていこう!となるかもしれませんが・・・夜は少し危険です。ピピラの丘までの道は真っ暗で、人通りも少ないので強盗に遭う危険があります。(お昼間は徒歩でもOKですよ!)
私が旅行した際、夜はUberでウニオン公園→ピピラの丘まで行きましたが、だいたい40ペソ(約240円)でした。比較的安全かつ安く行けるUberの利用が、最適な危険回避法だと思われます。
日本人にも安心のグアナファト!
以上、グアナファトの治安についてでした。
上記のことに気を付けていれば、平和ボケしている(と言われることも多い)日本人でも安全に楽しく過ごすことができる街です。
女子旅や一人旅でメキシコに行きます、となると「大丈夫なの?」と心配になってしまうかもしれませんが、グアナファトならアリだと思います。安全かつ素敵な街なので、ぜひおすすめです!
この記事を書いた人
ペンネーム:n子
元大学病院看護師。夫のメキシコ転勤をきっかけに、医療・旅行系メディアにてWEBライター業を開始する。こちらではメキシコでの実生活をお伝えします。執筆依頼はこちら
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