駐在妻が住む外国人高級住宅地~ガーナの麻布はこんな感じ~
「ガーナに今、住んでるよ~」というと、皆さんはどんな家に住んでるとイメージされますか?
私は友人と話しているとよく、どういう家?ってか家?のように、冗談交じりで聞かれる事が多いので、“ガーナで駐在している外国人は、どんなところに住んでいるか?”、ざっくりご紹介します。
1つ先に言っておきますがTVの「こんなところに〇〇!」に出てくるような家ではないので期待しないでくださいね。
ガーナは西アフリカでも発展している国で、その首都アクラには多くの外国人が住んでいます。
アクラ市街地
ここアクラには、主に2か所、外国人高級住宅地エリアがあります。
一つは、各国の大使館が集まる「カントメンツエリア」、個人的には、ガーナの麻布的なエリアだと思っています。
カントメンツ周辺
もう一つは、空港から近くガーナ外務省もある「エアポートレジデンシャルエリア」、これも勝手な意見ですが、ガーナの世田谷くらいかなというエリアです。
飛行機型のレストラン
ちなみにガーナの空港は、日本のように埋め立てや、街の中心地から遠くという立地ではなく、アクラの市街地にあります。
飛行機が好きな人は、カントメンツエリアに住めば、エアポート近くより飛行機が大きく見えます。その分、騒音も大きいですが。
外国人住宅のタイプは2つあって、一軒家タイプとマンションタイプがあります。
一軒家の場合、ポツンと一軒あるのではなく、同じ形をした家が何十軒か1つの敷地に集まっていています。
日本でもありますよね。
ガーナでは、安全のため敷地は塀で囲まれていてセキュリティスタッフのいる門を通って入っていきます。
あまり治安も良いとは言えないので、基本外国人住宅にはセキュリティスタッフが常駐しています。
建物はだいたい2~3階建かな。
お子さんのいる家庭が住むことが多く、庭も大きいものではないですが、あります。
一軒家その1
一軒家その2
マンションタイプは、日本のように1つの敷地に何棟かのマンションがあって、同じ敷地内にプールやジムがあり、マンションによってはテニスコートもあります。
マンションにもちゃんとセキュリティスタッフがいます。
基本、敷地外は車移動ですし、毎回外出はできないので敷地内に色々施設があると助かります(外出するにしても行くところもないですし)。
階数は3Fくらいの低層マンションから6F建て、もしくはそれ以上のマンションもあります。
高級なマンションは受付があって、コンシェルジュもいたりします。
マンションその1
マンションその2
部屋の構造は、玄関入るとすぐリビング、キッチンがあって、2ベッドルームもしくは、3ベッドルームが主流です。それ以上も有りますが。
各ベッドルームにはトイレとシャワールームがあり、お客さん用のお手洗いはリビングルームの横にあります。
バスルーム
家具・家電は備え付けのマンションとそうでないマンションがありますが、駐在で来る方は備え付けを選ぶ方が多いです。
楽ですしね。
全体の広さは(私のいろいろ見た感想ですが)、マンションだと100平米くらいが多いのかな。
ガーナはメンテナンスが遅すぎる~なかなか来ない明日~
先ほども言いましたが、外国式のマンションなので、日本のような玄関があって靴を脱いで~というスペースはなく、外からドア開けるとすぐリビングルームにつながります。
日本人は、玄関スペースなくとも靴を脱いで入りますが、現地で雇っているドライバーやマンションのメンテナンススタッフを呼ぶと、すぐ土足でパーと中に入ってくるので、ドアを開けて「Hello」のあとにすぐさま「靴脱いでください」と言わないと、あとあと掃除が面倒です。
ただ、なぜかメンテナンススタッフは頑なに靴を脱がず、「ビニール袋を靴の上から履くからちょうだい」と、毎回言われます。
毎回、スーパーのビニール袋を渡しますが、「いい加減、自分で持ってきてくれないかなー」と。
とにかく土足で入られたくないので、あげてもいいスーパーのビニール袋の常備は必須です。
メンテナンスの話をちょっと続けると、よく水道が壊れた、シンクが詰まった、お湯をつくるヒーターが壊れたと、何かしら問題が起きます。
そこでメンテナンスを呼びますが、このメンテナンスさんがなかなか来てくれないのです。
メンテナンススタッフが常駐しているマンションはすぐ来てくれる方ですが、常駐していないマンションは、何日かたってくるか、毎回催促しないと来てくれないとか、問い合わせるとすぐ「tomorrow」というのですが、この「明日」がなかなか来ない・・・。
「来ない明日」はガーナあるあるです。
ガーナの気になるお家賃は?~口座残高確認は必須~
家賃ですが、一概にこれぐらいって言えません。約4,000USD/月前後(約440,000円~)かなと思っていたら、最近もっと高くなっているようです。
新しくできたマンションや、上層階になるとどんどん高くなります。
ちなみに、マンション買うとなると、最低でも200,000USD~みたい。
最近は、外国人マンション建設ラッシュで、ここもマンション建ててるんだ~という場所ばかり。
そんなにこの国に外国人くるのかしらとは思いますが。
来る予定なのでしょう。
家賃の支払いは、米ドル払いで口座振り込みです。この国の風習なのか、家賃は前払いで1年分支払いが基本のようです。
ちゃんと支払い時期を把握しておかないと、残高ピンチになります。
余談ですが、米ドルを使うのは家賃くらいで、街中ではガーナの通貨ガーナセディしか使いません。
観光でドルを持ってきていてもガーナでは意味ないかも。
ガーナ駐在妻の終わらない闘い
最後、紙幣の話になっちゃいましたが、住宅事情はこういった感じです。
インフラに関しては、先ほども出た水道トラブルはじめ、停電もありますがジェネレーターがなんとか動いているので電気はつきます。
ただ、新しくできたマンションだと、水がちゃんと出るか?といったインフラが心配なので最初に住むには勇気が必要になりますが。
そして、メンテナンスもちゃんと来てくれるかも!
あとは、いつまでも付きまとうのが害虫との闘い。
どっから入ってきてんの??というくらいに、次から次にと…嫌になります。
雨期と乾期で出会う害虫は違いますが、1年を通して奮闘するのが、蚊と蟻です。
蚊はスプレーや蚊取り線香で対抗しますが、どこかしらか新たな蚊がやってきます。
そして地味に厄介なのが蟻です。
退治しても、また、巣を作って大群でやってきます。
この前、ノートPCを開けたら、電源コードを伝ってキーボードに何匹かいたのでびっくりしました…。
こういう侵入は、心臓に悪いので本当にやめてほしい。
日本のように小さい蟻ならまだ良いですが、これ噛まれたらダメなヤツ!という蟻もたまに侵入するので要注意です。
こういった終わらない闘いが、ここガーナのアクラにあります。
【追伸】マンションの内見に行ってみた inガーナ ~このくだり何回目よ~
ガーナでマンション探しをする場合、日本だと仲介業者を挟みますが、こちらでは、結構、突撃で「マンションの内見したいのですが、今いいですか?」と行きたいマンションを訪問すると、即OKで空いているお部屋を見せてくれます。
たまに、「事前に電話してアポを取ってきて」とセキュリティスタッフに言われ、電話を掛けますが、かけてもあまりつながりません。
なので、面倒くさくなって、候補から外します。
部屋を見に行ったとき、「1ベッドルームか2ベッドルームで空きそうなお部屋あったら連絡してほしい」と管理スタッフに告げると、数日後、「3ベッドルームの空きはなかった!」と言われ、「ん???私お願いしたの1か2ベッドルームだよ」というと「そうーなのか!君は、1ベッドか2ベッドルームがいいのか!」と…
『1か2ベッドルームって何度伝えたっけ…ってか、このくだり、何回目よ、デジャブ笑』
突っ込み始めるとエンドレスなので『もう~連絡きただけいいよね。』と思うようにしています。
続きます。
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