海外駐在が決まったとき、渡航前に病院は行っておこうと皆さん思いますよね。
日本の医療、日本の医療保険制度は素晴らしいものですので、行かない手はないです。
私もそう思い、持病の診療科は行きましたが、それでもやはり、こうしておけばよかった…と思うことはあります。
今回は、病院・くすり関係においての、私の実際の準備・メキシコシティの環境ならではの必要な準備・私の後悔についてお話します!
渡航前、まずは皮膚科・眼科へ
実際に私が渡航前に行った病院は、皮膚科・眼科です。皮膚科では持病に関しての薬を1年分処方してもらいました。
眼科ではコンタクトレンズ1年分を購入。コンタクトは、メキシコではドラッグストアに売っているので気軽に買えますが、コンタクトって怖いですからね。
視力検査、医師の診察を受けて眼に異常がないことを確認してからの渡航をお勧めします。
最大の後悔…虫歯治療に15万円
もちろん、メキシコでは医療を受けられないなんてことはなく、メキシコでも病院に掛かれますし、日本語が通じる日系人の先生もいらっしゃいます。
駐在員の方は会社の保険もあるでしょうし、自費負担もそこまで高額になることはないと思われます。
しかし、歯医者に関しては違い、これが私の病院関係での、最大の後悔です。
歯医者は自由診療、つまり言い値なので、会社の保険でも限度が設けられるんですね。
私は日本語が通じる先生のところで診てもらい、1本の虫歯の治療に計15万円かかりました…。
(メキシコの現地の歯科に行けばもっと安く済むそうですが、安心を求めて日本語対応の歯科へ行ったのです。)
保険でいくらか返ってくるものの、日本で治療する何倍もかかったのは間違いないです。
今、虫歯がないと思っても、渡航前に必ず歯科に掛かることをおすすめします。
メキシコシティで気を付けたい体調不良は2つ!
1.高山病
まず、「なぜ体調不良になるのか?」想像しやすいよう、メキシコシティの環境についてさらっと書きますね。
メキシコシティは標高2250mと高地です。まさかの2㎞超え。
富士山の5合目と同じとよく言われていますね。
高地だと体はどうなるかというと、低圧・低酸素・低温の場に行くわけですから、とにかくしんどい。私は最初の1週間は、体のだるさ・眠気・頭痛がありました。軽い高山病だったのかなと思います。
スポーツ選手がよくしている、「高地トレーニング」って聞いたことありませんか?
高地トレーニングは1500~3000mで行うことが推奨されており、あの本田圭佑も、メキシコのパチューカ(標高2400m)でプレーしていたときは高地トレーニングがなんやらと言われていましたよね。
一流のスポーツ選手が高地トレーニングするような標高の地で、私みたいな一般人の主婦が生活するのですから、当たり前に体調崩しますよ。
そして高地は、乾燥する、紫外線量が強い(メキシコシティの場合は東京の12~20%増)のです。これも対策が必要です。
2.大気汚染
そしてもう一つは、大気汚染。
世界の5位以内には入ると噂の汚染度です。11月~5月の乾季は雨が少ないため、さらに空気は汚くなり、喉・鼻が参ってしまう方々続出です。
確かに、雨が降らない日が続くと、目に見えてわかるくらい空気が曇っていたりします…。
高地&空気汚染のための体調不良。
メキシコシティならではの準備って具体的に何?
メキシコの環境を理解していただいたところで、日本から準備してきてよかった・持ってくればよかったくすり類をご紹介します。
高山病への対策
① 頭痛薬
メキシコにも頭痛薬は売っていますが、市販薬も基本的に成分が強いものが多く、私は胃が弱いので日本の薬を飲んでいます。日本では全く頭痛薬を飲まなかった私が、半年で2シートは飲みました…。
② 酸素顆粒
これは薬ではなく栄養補助食品的なものなので気休めですが、持ってきてもよかったかな?と思います。
酸素不足による体調不良の場合は、病院にいけば自宅でも使用できるよう酸素ボンベを借りられるらしいです。
③ 保湿剤
こちらは私の皮膚疾患に対し処方されたものですが、メキシコシティは乾燥しているので保湿剤は日本にいる時より更に必需品になっています。
メキシコでもニベアやアメリカ製のボディオイル等売っているので、皮膚疾患のない方はこちらで十分かと思います。
④ 日焼け止め&ビタミンC
紫外線が強いため対策に。
大気汚染への対策
① 呼吸器・耳鼻咽頭などに持病があれば、渡航前に病院で相談を。
安心して生活するために
初めての地だと、自分の体調がどうなるか、想像できないですよね。
なので、上記のメキシコシティの環境を医師に相談し、自分に必要なくすり等を確認しておくと安心かと思います。
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