ノルウェーは物価が高いとご存じの方も多いと思いますが、実は世界で2番目に物価が高いと言われています。
税金は高いですが、国民の満足度は高いです。
なぜなら収入も高く、子供の医療費や歯科費用無料、妊娠中の医療費や出産費用が無料、
学費が無料であったりと国民へのサポートも充実しているからです。
ですが海外から引っ越してくる私としては 物価が高い!というイメージが強かったので、
どのくらいの生活費が毎月必要なのか心配でした。
今後移住する予定の方へ少しでも参考になるように、節約方法や月にかかる食費についてお伝えしたいと思います。
ノルウェーの消費税 3種類について
ノルウェーの消費税は実は3種類に分かれています。
25%…外食やアルコール飲料、トイレットペーパーなどの日用品
15%…飲料食品全般(パン・パスタ・野菜・お菓子など食品全部)
12%…交通機関(バス・電車・タクシー)、宿泊費、公共放送、映画館や遊園地などのレジャー
また、健康や教育に関するサービスや書籍(本・雑誌・新聞など)は消費税がかかりません。
スーパーの商品価格一覧・節約の仕方(食費・日用品)
近くのスーパーの商品価格(※税込み価格、2020年4月. 1クローネ=10.23円で計算)
・牛乳1リットル 17.90kr =183円
・たまご1パック12個入り 39.40kr =403円
・パン1斤750g 38.5kr=394円
・玉ねぎ1袋4つ入り 19.90kr =203円
・牛ひき肉600g 79.90kr =817円
・ビール500ml 1缶 33.90kr =347円
・トイレットペーパー12ロール 49.90kr =510円
ビールやトイレットペーパーは消費税25%がかかります。
外食は控える!基本は家で自炊、ランチはお弁当を持参
ノルウェーの外食は高いです。
例えばマクドナルドのビックマックのMサイズセットは930円ほどです(日本では690円)
カフェなどのランチではサンドイッチとコーヒーで約2000円くらいかかります。
ディナーは以前レストランの紹介をした際に書きましたが、メイン料理だけで約4,000円、コースだと1万円近くします。
さらにお酒を飲むとなると、ビールがグラス1杯約760円、グラスワイン1杯で1000円程度します。
このように外食するとかなり大きな出費になります。
なのでノルウェー人は基本的に自炊をします。
ランチも簡単なサンドイッチ(Matpakke)を作って仕事に持ってくる人が多いです。
外食の頻度を抑えて、なるべく自炊をすることでかなり節約できると思います。
スーパーの会員になる・アプリでセール品をチェック
私はよくKiwiというスーパーマーケットを利用します。
無料の会員登録をすると、野菜や肉・魚などを購入した際に自動的に抽選され、
当選した人は購入した商品すべて無料!というキャンペーンをしています。
私の夫も1回当選したことがあり、3,000円近く購入したもの全てが無料になりました。
スーパーによって異なりますが会員になることで様々な特典があるので、よく利用するスーパーでは会員登録するといいと思います。
また私は買い物する前にアプリでセール品をチェックしています。
使っているアプリは Tilbud です。
他にも調べたところ、Mattilbud というアプリも人気みたいです。
自分の近くのスーパーが表示され、セール品を確認し比較することができるのでとても便利です!
節約したい方は是非チェックしてみてください。
スーパーのプライベートブランドを利用する
スーパーではプライベートブランド(日本のイオンなどでいうトップバリュ)があります。
Kiwi, Joker, SparではFirst Priceというブランドの商品を扱っています。
同じ商品でもFirst Priceの方が割安なので、うまく利用することで安く抑えることができます。
ですが商品によってはいまいち…などという場合もあるので、私は商品によって買い分けてます。
まとめ買い
私はなるべく週に1度まとめ買いをするようにしていて、毎週どのくらい食費に使っているのか把握できるようにしています。
これはノルウェーでできる節約方法というわけではなく、日本でもされている方が多いとお思いますが、
まとめ買いをすることで余分な買い物を減らすことができます。
ノルウェーでは現金はほとんど使わずカード支払いなので、ついつい使いすぎてしまったりします。
また我が家ではしていませんが、お酒のまとめ買いをするノルウェー人もいるようです。
ノルウェーではお酒の制限が多く、税金が高いのはもちろん購入できる場所や時間が決まっています。
なのでわざわざスウェーデンまで出かけてまとめ買いをしたり、
旅行をした際には空港の免税店でお酒をたくさん買ったりする人もいるようです。
ノルウェーでの節約(固定費・変動費)
以前ノルウェーの住宅について説明しましたが、家賃は高くなってきています。
ですが家を選ぶ際は家賃だけで判断してはいけません。
ではどんなところに気を付けておうちを選ぶのか、また食費以外の出費での節約方法をご紹介したいと思います。
家賃・光熱費
まず、家を選ぶ際は電気代・水道代が含まれているところを選びましょう。
家賃が高いと思っても、水道光熱費やインターネットなどすべてを含んでいる場合があります。
ノルウェーではキッチンなども電気を使いますし、冬は暖房をつけっぱなしにするので電気代込みのところを選んだ方がいいです。
インターネットなども含んだところも最近は多いので引っ越しの際は水道光熱費・ネット込みのところを探してみてください。
毎月の固定費を抑えることでかなり節約できるので、おうち探しの時は気を付けてみてください。
携帯電話の通信料
通話料は日本に比べて安いです。
またノルウェーは基本どこにでもWi-Fiがあるので、私は毎月かなり少ないギガ数でなんとかなっています。
携帯会社によって異なりますが、毎月定額のプランやプリペイドのように金額を選んで毎回チャージしたりするプランもあります。
現在は国際電話をしなくても無料通話アプリなどで連絡ができるので、国際電話可能のプランなどに入る必要はあまりないと思います。
まずは月々のデータ数を選べるプランを利用してみて、自分にあったものに変えるといいと思います。
中古品を使う・売る
ノルウェーで有名なサイトの finn.no では家や仕事情報だけえなく、
車・家具家電・衣類・化粧品・アクセサリーなど様々なものが取引されています。
ノルウェーではアマゾンがなく、また楽天やYahooみたいな大きな通販会社はありません。
finn.noは日本でいうとメルカリみたいなサイトで、探してみると色んなものがあります。
引っ越しの際はこのサイトでお得な家具家電などを購入したり、いらなくなったものは売ったりなど
このサイトをうまく利用して賢く節約しましょう。
月々の食費/ 実際にノルウェー トロムソに住んでみて
我が家は夫と私のふたり暮らしです。
特別な日以外は外食はせず、毎日できるだけ自炊しています。
月にかかる食費は大体 35,000~40,000円です(日用品含む・外食費は含んでいません)
イベントなどで食費が高かった月や、義理両親の家に滞在したりして安くすんだ月などバラバラですが、
平均的にみてもそんなに驚くほどの金額にはなっていません。
すごく切り詰めて節約しているわけではなく、先ほどお伝えしたように自炊を心掛けたり、
セール品やオリジナルブランドを購入するようにしています。
物価は高いですが、外食やお酒が高くつくのでそれらを抑えれば大丈夫です。
ノルウェーの朝食
移住前に心配だったノルウェーの物価ですが、実際に生活してみると意外と大丈夫でした。
移住したばかりの頃は外食もそんなに制限せず、レストランやカフェなどに行ってノルウェーの食べ物を楽しみました!
また、自炊が面倒な時は冷凍食品をうまく利用しましょう(ラザニア、フィッシュグラタンなど美味しいものがあります)
節約節約!となると海外生活ではさらにストレスになると思うので、
セール品をチェックするなど小さなことから初めてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した節約方法から自分に合った方法を見つけて試してみてくださいね。
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