駐在妻と聞くと、セレブなイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実際に私が日本に居た時にも、世界の日本人駐在妻たちのセレブな暮らしぶりが特集された番組などを見たことは何度かありました。
テレビ番組の中で描かれるセレブ駐妻と言えば、運転手さんやメイドさん付きの豪邸暮らしが基本。
お買い物が大好きで、いつも高級ブランド品を身に付けている華やかなイメージ。
駐在妻同士での集まりの舞台と言えば、高級ホテルにあるラウンジでのアフタヌーンティー。
きっと中には本当にそんな優雅な生活を送っている駐在妻たちが海外にはいるんだろうなぁ〜という漠然としたイメージは、私にも何となくありました。
今回は、私が実際にシカゴで生活してから知った駐在妻の実態について紹介していきたいと思います。
アメリカ(シカゴ)で暮らす駐在妻のリアル
シカゴで暮らす日本人の住環境
まず最もセレブという言葉を想像させやすい住居についてですが、私が住んでいるシカゴの場合だと、
ダウンタウン中心部にあるマンションの家賃相場はとても高いです。
その為、所謂「何部屋もあるような広い豪邸に住んでいる」という方にはこれまで出会ったことがありません。
が、シカゴのダウンタウンにあるタワーマンションには、大抵大きめのプールやジムは付いています。
一方、シカゴ郊外の日本人駐在員が多く住むエリアでは、一軒家を借りている家族も多いそうで、
来客があった際のゲストルーム等を含め、部屋が複数あるのが一般的なんです。
海外にはそういった共用施設の充実したマンションが多く、そして郊外では部屋が複数ある一軒家が多いと思うので、
日本に比べるとそういった住居に住みやすいという点については、事実だと思っています!
運転手さんやメイドさんの雇用事情は?
東南アジアなどでの駐在のケースでは、「交通環境がしっかりと整備されていない」などの事情から、
会社の方針によって専属の運転手さんを付けて貰えたり、月2〜3万円で家事を手伝ってくれるようなメイドさんを雇っている家庭が多い、という話をよく聞きます。
しかし、そういった待遇は東南アジア駐在ならではのものだと思っています!
アメリカは物価も人件費もとても高いので、そういった待遇が全く一般的ではありません。
むしろ、お子さんがいる家庭などでは、子どもを託児所に預けるサービスに家賃さながらの高額な費用がかかるので、頭が痛いという話を耳にします。
ハイブランド志向の人が多い?
「駐在妻って夫のお金でブランド品とかいっぱい買って、キラキラした生活してるイメージなんだけど、馴染めてる?」
と渡米後に日本に居る親しい友だちから連絡をもらったことがあります(笑)
これは嫌味でも何でもなく、彼女は日本に居た時から私がブランド品などに無頓着だということを知っていたので、何とは無しに聞いてきてくれたのです。
実際にそういう方々もいるということは、ニューヨークに住む友達に聞いていました。
しかし、こと私がシカゴに来てから出会っている方々については、普段からブランドものを沢山身に付けていたり、派手にお買い物をしているような人は居ません。
家かカフェで集まる堅実な妻たち
ブランド品の話にも通じますが、私がシカゴに来てから出会った駐在妻の方々に対するリアルな感想は「とても堅実で、地に足が着いた人が多い」ということです。
夫の駐在のために休職或いは退職したという状況の方が多いので、そもそもお金を稼ぐことの大変さを理解している人が多いですし、
家庭の金銭事情がダブルインカムからシングルインカムになった為、出費を抑えなくてはいけない、という金銭感覚を持っている人が多いです。
テレビで見ていたようなホテルのラウンジでのアフタヌーンティーどころか、
大抵奥さま同士で集まる場所というのは、誰かの自宅か普通のカフェというのが一般的です。
総じて言えるのは、「駐在妻」と言っても、駐在している国やエリアがどこなのか、
どういった駐在妻と付き合うのか、によってその生活は全く異なるということです。
私がシカゴでお付き合いさせていただいている駐在妻の方々の生活ぶりは、いたって普通だと感じています。
日本に比べて、共用施設が充実したマンションだったり、部屋数の多い一軒家に住める可能性が高いという点が、
唯一セレブ感を感じられるかもしれないポイントだと思っています!
コメントを残す