私がプノンペンに住んでから、諦めたことが2つあります。
それは、グリーティングカードとネットショッピングです。
なぜかというと、プノンペンの郵便事情がとにかく悪い、、、不便だからです。
今回は、プノンペンの郵便事情についてお話しします。
ポストがない!
郵便局内に設置されているもの以外で、プノンペンの街中でポストを見かけるとこはありません。
では、郵便物を発送したいときはどうすればよいのかというと、
中央郵便局(Phnom Penh Post Office) へ出向いて発送手続きをする必要があります。
郵便局の場所は、市内中心部から車で10分から15分程度ですので遠いというわけではありませんが、
ただ手紙を発送するだけなのに、わざわざ郵便局に出向くのが面倒だと感じてしまいます。
私は趣味の一つとして、世界中の人とポストカードを送り合うことをしていました。
プノンペンに引っ越しをしてすぐ、カナダとフランスの友人に中央郵便局の窓口からポストカードを発送したところ、彼らにカードが届くことはありませんでした。
郵便屋さんの姿を見かけたことがないのに、自宅に郵便物が届くとこはあるのでしょうか。
街中にポストが無いわけですから、当然のことながら一般家庭の軒先にポストの設置はありません。
アパートの大家さんに聞いたところ、「大家さんの私書箱があるのでそこに郵便物を送ってもらうといいよ」とのことでした。
しかし結果は、こちらにもポストカードが届くとこはありませんでした。
どうやら郵便物の紛失が郵便局内でよく起こるようなのです。
一部のブログでは、日本に手紙を発送して届いたという情報もありますので気になる方は、
ぜひ一度ご自身で試して確認してみると良いと思います。
私の実体験としては、郵便事業がまったく機能していないな…という印象を持ちました。
それ以降、このポストカードのやり取りをする趣味を継続することを諦めました。
荷物を送ったら届くのか?
手紙のやり取りは諦めたとして、日本に住む家族や友人へクリスマスや誕生日にサプライズのプレゼントを送りたくなる時もありますよね。
プノンペンから海外へ荷物を送ることは可能なのでしょうか。
EMS(国際スピード郵便)を利用すれば、発送が可能のようです。
EMSカウンターは郵便局正面から左の裏手に進むとあります。
EMSで荷物を発送する流れ
1.荷物の制限範囲内であるかを確認します。
2.専用の送り状に受取人と差出人の情報を記入します。
3.内容によって関税の申告をし、料金を支払います。
郵便料金の目安
※汚くて見ずらい写真で申し訳ないのですが、縦列が重さ、横列のCが日本への発送料金(USD)です。
中央郵便局まで出向くのが遠いと思われる方に便利な情報を!
イオンモール1からもEMSを発送できるようです。
場所は、グランドフロアのマネーエクスチェンジの脇を奥に進むとカウンターがあります。
荷物を受け取るには?
日本に住んでいる家族が、ありがたい救援物資を送ってくれる場合がありますね。
そんな時は、気持ちと共に確実に荷物を受け取りたいですね。
いくつかの注意点に気を付ければ、荷物の受け取りは簡単なようです。
荷物の受け取りの流れ
1.郵便局から電話やSNSで荷物到着の通知を受けます。
2.電話やSNSで荷物の管理番号が伝えられるので、番号を控えます。
3.身分証(パスポート)を持って郵便局のEMSカウンターで保管料を払い、荷物を受け取ります。
※家族や友人に荷物を送ってもらう場合、送付状に必ず受取人の電話番号を記入してもらうのを忘れずに!
荷物を郵便局で受け取る場合、郵便局に荷物を保管して頂いたという名目の保管料を支払わなければなりません。
EMSの保管料は?
1㎏~5㎏:5,700リエル(約1.4ドル)
5㎏~10㎏:10,500リエル(約2.6ドル)
10㎏~15㎏:12,500リエル(約3.1ドル)
15㎏~20㎏:14,500リエル(約3.6ドル)
20㎏~30㎏:16,500リエル(約4.1ドル)
※荷物の中身をチェックされて関税がかかる品物だった場合、別途関税を支払わされる場合もあります!
以前、郵便局の担当者によって高額な保管料を請求されてトラブルになったという噂を聞きましたが、現在は金額が明記されているので、安心ですね。
まとめ
荷物の発送や受け取りに関して、未だに紛失や破損の声を耳にすることがあります。
私の出した結論としては、嫌な思いをすることが多いなら郵便を利用しないのが一番かなと思います。
近い未来に改善されることを願いつつ、使いません!
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