一時帰国で日本の友人に会った時に興味津々で聞かれる家のこと。
バンコク駐在員は安くて広い豪華な家に住めると思われているらしい。
テレビ番組で若い子が
「タイに来たらプールやジムがあるタワーマンションに格安で住めて、貯金もできちゃった」
なんてやってたから、そんなイメージが強いのかも。
では実際に駐在員家庭はどんな家に住んでいるのか、私自身の経験を元に書いてみたいと思います。
日本人が多く住むエリアはどんなところ?
バンコク駐在の日本人のうち、およそ9割がスクンビットエリアと呼ばれる地域に住んでいると言われます。
中でも日本食スーパーや日本食レストラン、日本語通訳常駐の病院がある
プロンポン、トンローエリアは日本人が多く住んでいます。
この辺りははバンコクの中でも比較的治安が良く、
夜でも人通りの多い明るい場所であれば、女性でも危険ということはなさそうです。
ただし置き引きやスリの被害は日本よりも多く聞くので注意が必要です。
住む家はプール付き100平米越えが当たり前⁈そのお値段は⁈
バンコクの賃貸物件は日本に比べると大きな部屋が多いです。
家族向けの2ベッドルーム(リビングの他にベッドルーム、バス・トイレがそれぞれ2つ)
で100平米越えというのも珍しくなく、少し古い物件になると200平米越えという物件もあります。
また、ほとんどの物件にプールやジムはついています。
子どもの遊び場がついている物件も多数あり、
中にはゴルフの練習場、バーベキュー場、大浴場などがある物件もあります。
気になるお値段は、プロンポン、トンローエリアの家族向け2ベッドルームで
65,000から80,000バーツ(約236,000円から290,000円)程度が多いようです。
私たちが住んでいるアパートも2ベッドルーム120-125平米で
73,000から78,000バーツ(約265,000円から283,000円)となっています。
物件探しで重視したポイント
では実際の物件探しでは何を重視したのでしょうか。
私たちは来タイ直後から住んだ部屋を約1年で引越し、現在は2件目の部屋に住んでいます。
この2回の物件探しの際に条件にしたことを書きたいと思います。
①賃料
上でも触れましたが、まず何より重要なのが賃料です。
会社から支払われる額が決まっており、その額に見合った物件を選びました。
②病院に歩いて行けること
子どもがいるので、最悪病院まで歩いていける距離というのは譲れませんでした。
大雨でも冠水せず、夜でも子どもと2人で歩ける場所を選びました。
③害虫が出ないこと
バンコクは日本よりも遥かに害虫が多いです。
建物の構造上、害虫駆除が難しい物件もあるので、気になる方は不動産屋さんにご相談してみてください。
④子どもの遊び場があること
バンコクには日本にあるような子育て支援センターなどがなく
また気軽に行ける公園も限られています。
また常に熱く、突然の豪雨もあります。
そのため子どもの遊び場、特に室内の遊び場がついていると便利です。
⑤シャトルサービスがあること
日中自由に使えるファミリーカーがない場合、シャトルサービスがあると非常に便利です。
近くにスーパーがなくても、シャトルがあれば簡単に行けます。
電話で呼べば外出先まで迎えに来てくれるという物件もあるので確認してみてください。
⑥浴槽と洗い場のある日本式のお風呂であること
以前住んでいた部屋は浴槽とシャワーが一体になったタイプで不便だったため、引越しの際に洗い場のあるタイプを選びました。
最近できた日本人向けの物件では、日本式のお風呂を採用しているものも増えています。
今の物件の気に入っているところ、あえて言うならの不満な点
今住んでいるアパートはタイの賃貸事情がだいぶわかってきた頃に探した物件のため、大きな不満はありません。
住む前に確認しなかったけど良かった点はセキュリティがしっかりしていることです。
死角がないくらいの数の監視カメラが設置されています。
24時間有人管理で、入居者以外の人が館内に入る際のチェックもしっかりしています。
一方で敢えて言うならの不満点は次の2つです。
まず、プールに屋根がついており日があまり入らないため1年を通して水が非常に冷たいことです。
折角、常夏の国にいるのになかなかプールに入れず勿体ないなと思います。
次に、バンコクの物件の特徴でもあるのですが、収納が少ないことです。
洗面所の収納は皆無なので非常に不便です。
この辺りも物件見学の際に注意してみてくださいね。
物件選びで大事なこと
何よりも大事なことは「家にいる時間が長くなる奥さんが自分自身の目で見て決めること」だと思います。
先に旦那さんが来タイし生活基盤を立ててから家族を呼ぶケースも多いですが、
旦那さんの目線と奥さんの目線は違います。
やはり実際によく使う人が見て決めるのが重要だと思います。
住みにくいな、と思ったら早めに引越しを決めることも重要です。
バンコクは日本のように礼金というシステムがありません。
契約は1年契約、引越し費用も不動産会社が負担してくれることがほとんどなので、気軽に引越しができます。
合わないな、と思ったら我慢し続けず引越すことも選択の1つです。
せっかくの期間限定の海外生活、居心地の良い家で過ごしたいですね!
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