マレーシアは留学先として人気がありますよね。
実際にクアラルンプールとその周辺で50校近くのインターナショナル校(以下インター校)があります。
我が家も上の子がインター校に通っているので、どんな経緯で日本人学校ではなくインター校にしたのかなどを書いてみようと思います。
多彩なインターナショナル校のカリキュラム
留学先として人気がある理由の一つだと思うのですが、カリキュラムの選択肢があるのです。
①イギリス系
②アメリカ系
③カナダ系
④オーストラリア系
⑤国際バカロレア
それぞれ学期の開始時期や分け方、試験の方法、卒業資格の取得の仕方など、とにかく色々違います。
我が家がインター校を選んだ理由
親の理由としては、将来どんな場所ででも生きていける力をつけて欲しいから。
言語だけではなく、文化や宗教、常識や気候風土が違っても、
仕事をして人と繋がって生きることが出来るようになって欲しい、とずっと思ってきました。
また、上の子は前の駐在時に海外で何年間か英語環境で育児をしたこともあって、
何とかその頃の経験を活かせてあげられないかと、日本に戻ってからも私なりに努力をし続けました。
今回は年齢も中学生になるタイミングだったので、日本語での思考力、読解力は土台が出来ているし、
日本人として英語で他国の人とやり取りするにはぴったりだなと思いました。
そもそも駐在中に高校生になるので、そうなるとインターナショナルの高校に入るか、
帰国して日本の高校に入るかしかありません(義務教育である中学までしか日本人学校は無いのです)。
娘は自分独り日本に帰国して高校へ行くことは望んでいませんでしたし、
インター校の英語環境も面白そう、ということでした。となると高校はこちらでインター校。
ただそうは言っても、中学まで日本人学校で高校からインター校となると、英語のハードルが高すぎる!!
準備として中学からインター校に入って、英語能力や日本とは違う学校の環境に慣れよう、となった訳です。
今のインター校(中学校)に決めた理由
①我が家で払える学費の予算内だったから(そりゃそうですw)。
②ESLがあったから(今の英語能力では通常クラスに入れないので、これは必須条件)。
③校舎内が明るく開放的だったから。
④見学中出会った生徒がとてもフレンドリーだったから。
⑤在籍日本人の数が少ないから(0人も困りますが、多いと日本人同士固まるので英語環境を活かせないですよね)。
何校か見学に行った時は、私と子どもで希望校が違ったのですが、
子どもに一皮向けて欲しくて私の気に入った↑の学校に決めました。
結果は私の思惑通り、男女共に仲の良いクラスメイトに囲まれて、
子どもは入学直後から友だちが出来て楽しく通っています。
学校のやり方に関しては???な部分が色々ありますが、まずは本人が気持ち良く通ってくれないと始まりません。
この点では今のところ成功かな。
インター校(中学校)と日本人学校との大きな違い
我が子の通うインター校やお友だちのインター校保護者の話の範囲(イギリス系カリキュラムの学校ばかり)ですが幾つか、、、
● 日本の学校よりよくも悪くも自由!
授業中に平気で生徒が出入りし、ふざけても教師はあまり注意しないのは、インターあるあるだそうです。
● 自分の意見を求められることが多い
教科書から答えを見つけられない問題が沢山出ます。
例えば科学の問題で、実験の手順を説明されて「どんな結果になると思うか?」とか。
求められている答えが全然分からなくて、子どもと2人揃って宿題で煮詰まってしまうことがよくあります。
教科書を見ても、それらしき事は書いていない!私が経験してきた学校教育とは違うので戸惑ってしまいます。
● 休み時間が無い!
まぁ、だから授業中に生徒がお手洗いに立って出入りすることになるんでしょうね。
● 教師が結構ルーズ!
マレーシアだからなのか、時間にルーズな上、連絡事項の知らせ方やタイミングがいい加減です。
数日前にそんなこと言われても、どうしようも無い!なんてこともありましたよ。
● 基本的に連絡事はメールで済む!
クラス担任、教科担任など先生方と保護者のメールアドレスが双方把握されていて、ほとんど紙物を持って帰ることはありません。
これはとっても助かります。問い合わせもしやすいし(^ ^)
他にも、制服と体操服以外に、チームカラーTシャツがあり、
学年関係無く全校生徒をチームカラーで分け、競技大会などの行事で競い合ったりします。
日本人学校とインター校どちらに入れるか迷いますか?
これは私個人の意見なので、あくまで一つの参考程度に聞いて下さいね。
通常駐在員の家庭は任期が終われば日本に戻ります。
ですから、日本語と日本で求められる勉強をしっかりとすることが第一だと思います。
英語に触れさせたいなら、プライベートの語学学校、英語教室などがこちらには幾らでもあります。、
本当に選り取り見取りです。
また、インター校が長期休暇中に実施するキャンプ(ホリデープログラムなどとも言われる)に参加すれば留学体験も出来ます。
(我が家は参加したことが無いですが、学校の寮に泊まって英語学習やアクティビティなどをするみたいです)
インター校を視野に入れるのであれば、まず親御さんが明確な理由と強い意志を持ち、
通わせるお子さんもある程度行ってみたいと思う気持ちがあるか(「英語をやりたい!」と思っているのがベストですが)が大事だと思います。
親の情熱だけでは、子どもさんにはインター校のやり方や環境が合わず挫折してしまうケースもありますから。
また、日本の学校よりインター校のカリキュラムの方が子どもの特性を伸ばせる、
と確信出来るならチャレンジされるのもいいと思います。
もちろん学費は日本人学校よりずっと掛かりますから、本当によく考えてからじゃないと!
学校によりますが、年間70万〜数百万。
日本の駐在員の家庭で、年間数百万の学校に行かせられる方はほぼ居ないと思いますし、
日本の駐在員の家庭でインターに子どもを入れるケースは珍しいようです。
「日本の駐在員」と書いたのは、欧米からの駐在員は学費が会社でカバー。
高額でも通えるみたいだからです。
英語ネイティブの方にとっては、インター校が日本人にとっての日本人学校と同じ位置づけですものね。
そしてそして、諸々の事を考えた結果、インター校に行かせてみたい!と思われたら、
どんどん見学に行ってみて下さいヽ(´▽`)/
オープンキャンパスや、色々なインター校がブースを出す留学フェアみたいなものも毎年やっていますし、留学専門のエージェントを頼ってもいいです。
語学に自信のある方は、個人で問い合わせて見学に行かれてもOK!
我が家はとにかく悩んで調べてインター校入学に決めたので、文章が長くなってしまい失礼しました。
今日はこの辺で!
クラスメイトから貰って以来、気に入っているお菓子(ウメミンツみたいなやつ)
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