ノルウェーに移住が決まり、海外には旅行でしか行ったことのない私にとって
初めての海外生活はとても不安でした。
これからノルウェーに移住・駐在する方の不安が少なくなるよう、
私が移住する前に知っておきたかった【日本で買っておくもの】や
【移住前にするべきこと】についてお話したいと思います。
ノルウェーは年中寒いというイメージがありますが、もちろん夏があります!
首都オスロの7月の平均気温は21.5℃と日本に比べて涼しいですが、
湿度が低く過ごしやすいです。また6月~8月は白夜の時期で太陽が沈みません。
冬は11月~3月と長く、平均気温は-6.8℃です。
私が住んでいる北極圏にあるトロムソでは、11月下旬から1月中旬までは
極夜といって太陽が一日昇らない時期があります。
日本とは全く違う環境でやっていけるのかとても不安でした。
移住後は生活に慣れるのに大変だと思います。
ストレスを少しでもなくすためにも、移住前に必要なものをちゃんと準備しておくといいでしょう。
必要なもの(服装編)
冬物の服・セーター・ジャケットなど
私は移住する時期が日本では真夏だったため、冬服を新しく買うことができませんでした。
それに、冬服はかさばるのでノルウェーで購入すればいいと思いあまり持って来ませんでした。
ですが移住してみて、ノルウェーで買うよりも日本で買った方が安くておしゃれで良い素材のものが買えることに気づき、もっと持ってくればよかったと後悔してます。
ノルウェーの冬ではニットやセーターなどはたくさん使います!
ヒートテックなどのインナーも必要ですが、お店や部屋などはかなり温かいです。
たくさん着込んでしまうと室内で汗をかいてしまうので、
脱ぎやすいフリースジャケットなど上着の下に着れるものがあると重宝します。
防寒用のボトムス・タイツやレギンス
忘れがちなのが、下半身の防寒です。
裏起毛のジーンズや防風のボトムス、ズボンの下に履くタイツやレギンスなどがあった方がいいです。
ノルウェーの洋服のサイズはトップスもそうですが、日本に比べると大きいです。
私は日本ではMサイズを着ていましたが、ノルウェーではXSかSサイズを購入しています。
ボトムスもサイズや長さが日本とは異なるので、自分にあったものを日本で購入しておくことをお勧めします。
必要なもの(スキンケア・ヘアケア用品、調味料など)
環境や食べものが変わると、肌や髪質が変わることがあるので自分に合うものを持って行くといいと思います。
調味料などは輸入食品を売っているスーパーにありますが、
ノルウェーでは見つけられないものもあるのでご紹介します。
化粧水・乳液・保湿性の高いスキンケア用品
ノルウェーは湿度が低いため、冬はとても乾燥します。
日本より乾燥しているノルウェーでは保湿性の高いスキンケアがたくさんあるはず!
と勘違いしていた私は、必要最低限しか持って行きませんでした。
化粧水はヨーロッパではあまり使われておらず、拭き取り化粧水などしかありません。
フェイス用の保湿クリームなどもありますが、乾燥肌の方は保湿化粧水や乳液は日本から持ってくることをお勧めします。
トリートメントなどのヘアケア用品
私はノルウェーで買ったシャンプーとコンディショナーを使いはじめてから髪がかなり傷んでしまいました。
やはり日本人の髪質に合ったものを使う方がいいと思いますが、
シャンプーやコンディショナーは重いのでたくさん持ってくることはできませんよね
ですがせめてトリートメントなどのヘアケア用品は持ってきた方がいいと思います。
日本の調味料
輸入食品があるお店にはたくさん日本のものがあります。
お米や麺類も売っているので持って行く必要はありませんし、
醤油は普通のスーパーにも売っています。
以下のものがあると便利です。
・みりん
・鶏がらスープ
・めんつゆ(濃縮)
・麦茶
みりんはノルウェーに売っていません。
白ワインとお砂糖で代用できるみたいですが、ノルウェーはお酒が高価なので私は料理に使うのがもったいなくて、みりんを持ってくればよかったと思っています。
鶏がらスープ、めんつゆは料理によく使うので日本から持ってきて正解でした!
緑茶は売ってあるところもありますが、麦茶はみかけません。
ノルウェー人はコーヒーが大好きなのでコーヒーや紅茶はたくさん売ってますが、
ノンカフェインの飲み物がほしくなります。麦茶のパックなどは軽くて荷物にならないのでおすすめです。
移住前にしておくこと
ノルウェー語はできなくてもいいので、まず英語の勉強をする!
ノルウェーの公用語はノルウェー語です。
ですが、ほとんどのノルウェー人が英語を話すことができます。
ノルウェー語が話せる方がもちろん良いですが、日本でノルウェー語を勉強するには教材も少ないですし、スクールなどもありません。
なので日本でも勉強しやすい英語の勉強から始めることをお勧めします
英語を完璧に話せるようになる必要はないです!
ノルウェー人もネイティブではないですし、色んな国の人がノルウェーにいるので、発音など気にせずどんどん【話す】練習をしましょう
ノルウェー語の勉強は移住後でもできます。
英語が全くできない場合は、日本にいる時に日本語版のノルウェー語教材を買っておくと良いです。
ですが今はスマホのアプリなどでも勉強できますし、単語の勉強などはアプリでも十分です。
英語がある程度出来る方は、移住後に図書館で英語版のノルウェー語教材を借りることもできますし、
滞在ビザの種類によってはノルウェー語のレッスンを無料で受けることができます。
両方同時に勉強をしてしまうと混乱してしまうと思うので、まずは英語の勉強から始めてみてください。
虫歯は日本で治療をしておく
ノルウェーでは歯科診療は18歳までは無料、19歳~20歳までは一部負担ですが、20歳を超えると全額負担になります。
ノルウェーで歯医者に行くと高額な治療費を請求されます。
日本では保険でカバーできるので、日本にいる時に虫歯の治療はしておきましょう。
ノルウェーは住みやすいところだと思いますが、もちろん不便なこともあります。
移住の時に持って来れなかった荷物を郵送で送ってもらった際には約1ヶ月かかりました。
また中継地点のオスロに着いてるにもかかわらず、日本に送り返されそうになったことがあります。
郵便局に問い合わせると中身の説明が必要とのことで、
言われた通りに 中身の説明文と写真を添付してウェブサイトから送信したのですがその後も連絡がなく再度問い合わせてみました。
別の年配の女性の対応はまるで違い、説明文だけでは認められず、
購入証明のため全ての物のレシートが必要と言われました。
荷物の中には頂き物やずいぶん昔に購入した物があったのでもちろんレシートはありません。
ですが高い送料を払っていた私は無駄にしたくない!と思い、もう一度問い合わせてみました。
すると別の女性から
「以前いただいた説明文で中身の確認がとれたので、荷物を送る手配に入る予定です」
と言われ、またまた対応が違うので驚きました
ノルウェーあるあるなのですが、担当する人によって意見が異なることがあるんですよね。
また経過などを連絡してくれないので、自分から問い合わせる必要があります。
この経験でやっぱり日本のサービスは丁寧で早くて正確だなと思いました。
荷物を日本から送る際は紛失する場合もありますし、海外では見慣れないものは説明が必要と言われるかもしれません。
なるべくEMSで送ることをおすすめします
まとめ
以上が、ノルウェーに移住する際に日本で買っておく物と事前にしておくことになります。
そして郵送でのトラブルについてもご紹介しました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
ノルウェーは雄大な自然に囲まれていて、美しいオーロラを観たりなど日本では経験できないことがたくさんあります。
人々も真面目でシャイだったりと、日本人に似ているところもあります。
移住について不安なことがたくさんあると思いますが、
そんな時はノルウェーで行きたいところ、やりたいことなど楽しい面に目を向けてみてください。
きっとノルウェーでの明るい新生活のイメージが湧いてくると思います。
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