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渡米前の大失敗!アメリカで高額な歯科治療費に悩む

アメリカといえば医療費が高額なことで知られています。

保険を使ったとしても日本に比べると自己負担額は結構大きな額になります。

そのため、渡米前の準備リストに歯科治療の項目が入っているほどです。

元々歯が弱かった私は高額な医療費に怯え、渡米前に歯医者に通い、

「何の問題もないよ!」と太鼓判を押されて引っ越ししました。

しかし駐在期間中、歯のトラブルは絶えず、歯科通いが続いたのです。

今回はそのいきさつと経験から得た教訓をお伝えします。

夫がお気に入りの歯磨き粉。アメリカ製は歯が白くなります。

渡米後3ヶ月で歯科に行く

船便の荷解きも終わり、自宅が整った頃、突然歯の詰め物が取れました。

日本でしっかり歯科で点検してもらったのに~!と思いつつも、

どのタイミングで詰め物が取れるかまでは歯科医は予測できません。

まだ親しいと言える友達がいなかった私は、夫の会社経由で歯科の候補を聞きました。

 

すると高速で30分くらいの距離に日本人歯科医がいるというので、急いで予約を取りました。

後に聞くとその歯科は駐在員御用達で治療費も強気の設定です。

日本語が通じるという安心感、医療費も負担してくれる会社が多いということから通う日本人は後を絶たないからでしょう。

英語も不自由で、アメリカ生活のいろはもよく知らない状態だったので、

紹介されるままにその歯科に通うことになりました。

 

アメリカの歯科クリニック

日本の歯科と同様、受付があって奥に治療用の部屋が複数あります。

私が訪れたことがあるのは日本人歯科医の他、専門治療を受けた時のアメリカ人歯科医のオフィスの合計3か所です。

どれも似たような構造だったのでアメリカでの歯科も院内は日本と似ていると言えます。

 

治療スペースはドアがない半個室になっていて、プライバシーが保たれます。

広さも日本のブースよりも余裕があり、後に子連れで訪れた際も治療台の脇にベビーカーを置けました。

診察台も日本と同じく、リクライニング式で脇にうがい用の台が付いていました。

驚いたのは各ブースにテレビとレントゲン撮影の機械がついていたことです。

簡単なレントゲンであれば移動することなく撮影できます。

そして待ち時間や治療中に映画や動画を見ることができます。

定期健診&クリーニングでもらう歯磨きセット

受けた治療

まず、詰め物が取れたところは神経を取る根管治療(ルートカナル)が必要でした。

そこに被せ者(クラウン)を付けると保険適用前の見積もりは合計$2000以上。

予想以上の金額に一桁数字が違うのかと思って聞き返しました。

他にも日本で直前に点検してもらったのに、

虫歯予備軍や昔の詰め物がずれて虫歯になっている個所を指摘されました。

そこも後々は治療を進めていった方がいいということです。

ひとまず取れてしまった箇所の治療を依頼し、

その後の方針は見積もりをもらって夫と相談してから決めました。

一時帰国までは半年以上あり、時間のかかる治療もあるだろうから帰国中に治療が完了しないかもしれない。

このような理由で他の箇所もアメリカで治療していくことにしました。

 

治療前に見積もりをもらい、見積書や治療内容に同意書を書くというのはアメリカらしいと感じました。

治療について本人が十分納得できるし、後々トラブルが起きないためにも必要なことです。

 

歯科保険の仕組み

一般の医療保険とは異なり、保険会社負担のMaximum Benefit(年間保険給付限度額)が設定されています。

この金額を超える費用はすべて保険加入者が負担するプランが一般的です。

1年間の限度額が$2,000だとして、ネットワークの保険会社割引価格のクリーニングや治療費が$2,500かかった場合、自己負担額は$500です。

 

初診費用、定期健診、レントゲン、詰め物や抜歯などは保険適用されます。

また、日本では保険対象外のブリッジやインプラントが適用されるプランもあります。

 

保険加入直後は免責期間に要注意です。

期間中は定期健診やクリーニングを行うことはできますが、

治療には利用できないので歯のトラブルが起きたとしても数カ月待たないといけません。

 

反省点

自分のメンテナンスに関する意識が低かったとアメリカに来てより実感しました。

そして詰め物のずれや虫歯予備軍が見つかり、日本で通っていた歯科医の腕を過信していたことに気づきました。

自宅から近く、そこそこ混んでいたので腕は大丈夫だろうと思っていたのは甘かったです。

渡米することも説明した上で点検してもらったけれど、

その重要性も理解してもらえてなかったのかもしれません。

アメリカは医療費が高いし、自分の歯が弱いことはわかっていたのだから複数の歯科で点検してもらうべきでした。

日本から取り寄せていた歯磨き粉とマウスウォッシュ

会社の医療補助

夫の会社は駐在期間中の医療費補助がありました。

半期に一度まとめて申請して、審査が通った分だけ支給されます。

歯科治療もこれに含まれます。

審査基準は明確にはされていませんでしたが、日本の医療保険で保険適用されるものは会社が支給、

適用外の治療に関しては自己負担という感じでざっくりしていました。

 

この制度で腑に落ちない点、改善して欲しいと感じた点があります。

まずは日本の医療保険に当てはめて判断されることです。

例えば、日本では保険適用内で使われる歯の詰め物は銀色の素材です。

アメリカではその素材は禁止されているので、日本では保険適用外の素材を使うことになります。

アメリカでは一般的に使われる素材で歯科保険でも適用されるので、

わざと高い素材の詰め物を使っている訳ではありません。

 

日本の制度と比較するという会社の方針は理解できるのですが、

そもそも医療システムや使っている素材・薬も法律によって日本とは大きく異なります。

すべて日本の医療に当てはめて検討するのは正直無理があると思います。

その点を本社になかなか理解してもらえずにもやもやしました。

 

次に、審査基準が非常に曖昧で担当者の裁量に委ねられているということです。

会社で支給されるか否か、実際に口座に振り込みされるまでわかりません。

自己負担額がどの程度になるのか、毎回びくびくしながら判定を待っていました。

それは社内の駐在家族も同じで、どのような治療は支給されて、この治療はダメだった、というように情報交換をしていました。

すると、同じような治療を受けていても支給されている場合とそうでない場合があることが判明しました。

支給されなかった方は本社に交渉して後に支給されたそうです。

 

一番痛かったのが、精算担当者が変わった時です。

申請した治療の支払い方法について質問を受けたら、

そこから過去に審査が通って支給を受けた治療に関しても遡って再度検証され、

結果的に支給されないと判断されてしまいました。

 

会社の古い体質なのか、駐在経験のない人が作った制度なのか、

基準が曖昧すぎるし支給されなかった時の懐への打撃が大きすぎます。

面倒かもしれませんが、治療前に本社側と相談する窓口を設けたり、

歯の部位、治療内容で支給の有無を詳細に記載した一覧表を作成して欲しいと思いました。

帰任時のレポートで夫が報告したそうなので、今後改善してくれることを願います。

 

駐在生活5年で使った歯科治療費はとんでもない金額に…

一旦治療は目処が立ったものの2度の妊娠・出産を経たためか、

歯のトラブルは絶えず、歯医者通いは続きました。

第一子を出産して一週間くらいの頃に歯茎の激痛で数日間食事が困難でした。

妊娠中、歯の根元に膿が溜まっていたところがあり、産後の免疫低下で炎症を起こしていたのです。

これは紹介してもらった専門医のところで治療してもらいましたが、なんと見積もりで$2000超え!

ひとまず痛みは治まっていて、数か月後には一時帰国を予定していたので、

その時に日本で治療を…とも考えたのですが、あの激痛がまた起きたら…と考えると恐ろしい。

乳児の世話をしながらそれに耐えられる自信がなかったので、仕方なくアメリカで治療してもらいました。

歯科治療医の件に関して夫には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

「アメリカ人は歯のメンテナンスに命をかけている」は本当だった

アメリカでは美しい歯並びに真っ白な整った歯の人が多いです。

子供の歯科矯正は親の責任とも言われているし、定期クリーニングにもしっかり通います。

ケアグッズも豊富でホワイトニングも自分でやる人が多いそうです。

アメリカ人がデンタルケアや歯科矯正に熱心な理由が身を持ってわかりました。

歯が悪いと自己破産しかねません。

小さい頃から歯磨きや歯並びに気を遣い、予防を心がけていれば高額な治療費に悩まされることはありません。

幸い私は会社が一部を負担してくれて助かりましたが、すべて自己負担だったらと考えるとぞっとします。

子供用の歯ブラシもおおきめ。フロスは味付きです。

 

おわりに

渡米前に虫歯を見つけてもらっていたらなぁ…と後悔しますが、過去はどうすることもできません。

歯科通いはお金と時間をドブに捨てるようなものです。

セルフケアで予防できるのですから、もっとしっかり歯の手入れをしようと心に誓いました。

そして子供達には自分と同じような経験をして欲しくないので、泣いて暴れてもきっちり歯磨きはしています。

 

皆さんも歯のメンテナンスは十分に行い、トラブルの少ない駐在生活を送れますように!

 

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