ベルギーの冬は過酷だけど
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
ベルギーはとにかく寒くて暗いです。
今朝も7時に起きるとまだ外は真っ暗。
気温は-2度。
薄暗い中で真っ白な息を吐きながら駅に向かって歩いていると、
なんだか夜明け前に漁に出る漁師さんになったような気持ちで最初は新鮮だったのですが、最近はひたすら過酷だなと、、、
ベルギーの長くて暗くて寒い冬をいかに乗り切るかがベルギー駐在の最大の難問だと言っても過言ではありません。
それくらい、冬の過酷さに悩まされている方は多いです。
そこで、今回は冬のベルギーの良さを紹介したいと思います。
街がひときわ美しい
ベルギーに来て流石ヨーロッパだなと思ったのが、クリスマスへの思い入れの強さです。
ハロウィンが終わると、早速クリスマスの飾り付けが始まります。
ブリュッセルの中心・Gland Place(グランプラス)や
150年の歴史を誇るアーケード街Les Galeries Royales Saint-Hubert(ギャルリ・サンテュベール)も
華やかに飾り付けられ、一年で最も美しい姿を見せてくれます。
特に、ベルギーが誇る高級チョコレート屋さんはチョコレートでできたクリスマスツリーなど、
大作をショーウィンドウに飾っているので、観ているだけで飽きません。
また、クリスマスシーズンにはブリュッセルの中心であるGland Placeの市庁舎でライトアップがあります。
とても美しいので、是非機を逃さずに訪れてみてください。
詳細は以下のサイトから。
https://www.brussels.be/sound-and-light-show-grand-place
クリスマスマーケット
11月に入るとブリュッセル の中心・Grand Placeの周辺に小さな小屋が立ち始めます。
初めはなんだろうと思っていたのですが、実はこれらはクリスマスマーケットの出店なんです。
出店ではクリスマスを彩る飾り物を中心に、クリスマス用のお菓子や肉の加工品などが売っています。
また、特設のスケートリンクや移動遊園地も設けられ、街全体が楽しげな雰囲気に包まれます。
クリスマスマーケットの名物はシナモンなどのスパイスが入ったホットワインです。
屋台で売ってますので、外歩きで身体が冷えてきたら、ぜひホットワインを飲んで身体を暖めてください。
野菜が美味しい
冬が近づくと、私は野菜売り場をこまめにチェックするようになります。
地味な楽しみだなぁと思われるかもしれませんが、ベルギーの冬の野菜が大好きなんです。
まずはサボイキャベツ 。
縮緬キャベツとも呼ばれますね。
日本だとひと玉500円は下らない、時には1000円近くするようなブランド野菜です。
これが2ユーロ(240円程度、2019年11月現在)で買えてしまいます。
縮緬の名の通り、表面が縮れているので、表面積が大きくて丈夫。
煮込めば甘くなるので、ロールキャベツにするととても美味しいです。
そして、ブリュッセルならではの野菜と言えばブリュッセル芽キャベツ。
ピンポン玉程度の大きさのキャベツです。
炒めたり、オーブンで焼くと美味しいです。
ブリュッセルに住んでいると、このようなマークをよく見かけます。
未だにその意味するところが謎なのですが、その名の通り、ブリュッセルの象徴なんでしょうね。
また、冬は普通のスーパーに大根が出回ります。
日本では一年中買える野菜ですが、ベルギーでは冬季だけなので、スーパーで大根を見かけるととても嬉しくなります。
ベルギーでもおでんを作れるのがありがたいですね!
他方、白菜は普通のスーパーでも一年中買えるのですが、冬とそれ以外の季節では全く大きさが違います。
夏はひょろひょろの小さいサイズしか置いていないのが、冬は丸々と大きくなります。
ちなみに、白菜はフランス語でChou chinois(中国のキャベツという意)です。
日本とは違う感じで売っているので、お見逃しのないよう。
いろいろと制約の多い海外暮らしなので、食べたいものが食べられることがいかに幸せなことか、以前にも増してありがたく思うようになりました。
冬ならではの食べ物を楽しんで、冬を乗り越える元気をチャージしてください!
まとめ
いかがでしたか?
長くて寒くて暗いベルギーの冬ですが、そんな中でもささやかな楽しみはたくさんあります。
楽しめる機会を積極的に探して、自分と家族を励ましながら、越冬頑張ってください!
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