マレーシアは色々な宗教がバランスを取りながら存在している国ですが、イスラム教が国教になっています。
実際コンドミニアム内では、制服を着つつ、
頭にはヒジャブと言われる布を被って働いている女性をよく見ますし、
街に一歩出れば、ヒジャブと共に手足を隠すための長袖+マキシ丈のドレスを着た女性も沢山います。
(あ、でもクアラルンプールはムスリムの服装には割と寛容なようで、
ジーンズに長袖Tシャツなどカジュアルな洋服で髪の毛だけヒジャブで隠す若い女性も多いです)
早朝には近所のモスクからお祈り?コーランの読み上げ?が大音量で流れます(そして嫌でも起こされるw)。
そんなクアラルンプールでは、イスラム教の戒律が非イスラム教の生活にも絡んできます。
今日はその中でも飲食について定められたハラール(Halal と書きます)にちなんだお話。
スーパーに豚肉がない?
マレーシアに引っ越して来てすぐはどこで食材を買えばいいのか分からず、取り敢えずAEONに通っていました。
日本では毎日の食事に欠かせない鶏肉と豚肉を探しますが、
豚肉だけが無い!!!どこにもない!!!
ハラールでは豚肉は禁止、ムスリムの人たちは食べられないどころか触ってもいけないので、
考えれば当たり前のことだったんですよね。
そんな訳で、普通に並んでいるのは、牛肉、鶏肉、ラム肉、
それに豚肉以外のお肉を使った、日本人からすれば代用品です。
例えば、、、
●チキン餃子(これはこれで美味しい)
●牛肉ソーセージ(肉汁ゼロ。豚ソーセージそっくりの見た目と中身の落差が激しい)
●チキンパテのハンバーガー
などなど。鶏肉は日本と同じく安いので庶民の味方です!
じゃあ、どこで買うのか
〜 その1 スーパー(そう実は売っている)〜
スーパー内をグルグル回っていたら発見しました。
豚肉は別区画で売っていることを!
「Non Halal」の表示がされた入り口から入るとありました!
冷凍のパックに生肉の並ぶケース、そして豚肉加工品。
お会計もこの区画の中で済ませます。レジも店員さんも豚肉専用ですw
一度気が付かずに豚ベーコンを(他のものと一緒にカゴに入れたまま)一般フロアのレジに行ってしまったら、
「バーコードが見えるように商品をひっくり返して!(僕は豚肉が触れないんだ!)」と言われ、
会計後もレジ袋には自分で入れるように言われてしまいました。お兄さんごめん(>_<)
〜 その2 Wet market 〜
日本語で言うところの生鮮市場です。
我が家がよく行くのはTTDI( Taman Tun Dr Ismil )地区にあるウェットマーケットで、日本人駐在員にはお馴染みです。
ここなら新鮮でおいしい豚肉が手に入ります。
スーパーで手に入る豚肉は、ここの物と比べると高い割に味が。。。
日本人だけでなく中華系の人なんかも沢山買いに来ていますが、
ムスリムの人も来る市場なので、豚肉屋さんだけ離れた場所にひっそりありますw
海外は日本と衛生観念が結構違うので、この市場に二の足を踏む人もいるかもしれません、
が!美味しいお肉を手に入れるなら行くべしです!
お酒も厳しいのよね。。。
そしてそして、同時にアルコールもイスラム教では禁止されているので別区画で売っていることが多いです。
豚肉とは違って触ることには問題ないようで、こちらは一般のレジで買うこともOK。
ただし、お値段が高いんですよーーー!
ビール工場もあると言うのに(海外もののCarlsbergや国産のTigerなんかがあります)。。。
ブランドにもよりますが、例えば スーパーではCarlsberg1缶200円くらい。
レストランで300円くらいから(日本のビールで生とか頼むと600円くらいかな)。
円に換算すると日本と変わらないと思うかもしれませんが、ここはマレーシア!
物価が日本の2分1〜3分の1と言われている国ですから、間違いなく贅沢品です。
私はアルコールが飲めないので、主人と一緒に外食すると一気に合計金額が上がります(T-T)
同席者の宗教を考えて食べましょう
↑ではムスリムについて書きましたが、マレーシアはヒンドゥー教の人も多く、彼らは牛肉を食べません。
日本人以外の人と一緒にご飯を食べる時は、避けた方が良いものを相手に聞いてからお店を選ぶといいですね。
もしくは、誰でも大丈夫な鶏肉&海鮮にする!とか。
娘の学校はお弁当なので(カフェテリアがあるけど、味が合わないらしい)、
最初は豚肉のおかずを入れるか否か迷いましたが、ムスリムの人がクラスには居ないようなので、今は全く気にせず入れてますw
蛇足ですが、日本のお弁当にクラスメイトは興味津々だそうです。
子どもが幼稚園以来のお弁当作り、母ガンバリます!
インド料理のバナナリーフカレー。 ご飯にカレー、副菜までついて300円くらいで食べれます♪
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