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バンコク駐在で大変なこと。広くて狭いバンコクの日本人社会

主人のタイ駐在が決まったとき、勤めていた会社の同僚や友人からは口々に

「タイなら日本人も多いから暮らしやすくていいね」

と言われた。

確かにタイ、特にバンコクには相当数の日本人がいる。

では本当に、日本人の多いバンコクは日本人にとって暮らしやすいのだろうか。

バンコク駐在約3年で感じていることを書いてみたいと思う。

 

バンコクは世界有数の在留邦人数が多い都市

タイは世界でも有数の在留邦人の多い国。

2019年現在、その数は約6万4千人。

中でもバンコク在住の日本人は約4万6千万人である。

バンコクの中でも「スクンビットエリア」と呼ばれる地域に、4万6千人のうちの約90%の日本人が住んでいるとも言われている。

 

在タイ3年目の私が住むのも、その「スクンビットエリア」と呼ばれる地域。

この地区には日系スーパーも多くあり、日本と同じ食料品や日用品を(お値段は約2倍から3倍だけど)簡単に入手できる。

日本食レストランも、その他の日系のお店もたくさんある。

日本にいる頃とほとんど変わらない生活が送れるというのも事実だと思う。

何より海外にいるというのに日本人の知り合いに会わない日はほぼなく、実際に生活していても日本人の多さを実感する。

日本人御用達日系スーパー

日本語の看板であふれている街並み

 

日本人は多いのになかなか友達ができなかった

私がタイに来たのは、現在2歳の子どもを妊娠中の時。

本当なら妊娠中の時間のあるうちにタイ語教室に通い、

ある程度タイ語を身に着けて日本人やタイ人の友達を作りたかったし、

日本人会の母親学級に参加して同じく妊婦の友達を作りたかったが、

切迫早産で絶対安静となり、その後も子どものNICU入院のため、それらの希望はガラガラと崩れた。

 

産後は子どもを連れて出かけてみたりもしたが、

街中で見かける日本人たちはみんな、友達同士でランチなどを楽しんでいた。

子育てサークルのような集まりにも参加してみたけれど、

既に友達の輪ができあがっていて、そこに入ることはできなかった。

スーパーに買い物に行けば日本人同士が話しながら買い物をしているのもよく見かけた。

他の人はみんな友達がいるのに、自分は1人。

しかも他の人たちはみんな、きれいな恰好をしていて、なんだかキラキラして見える。

誰も私のことなんて気にするはずはないのに、なんだか同じ日本人の目がとにかく怖かった。

友達同士で楽しくお喋りしている様子が羨ましかった

そして私が初めてタイで友達と呼べる人とライン交換をしたのは、来タイから約5ヶ月後のことだった。

 

友達ができたその先に思うこと

現在は子どもの繋がりよりも趣味の繋がりの友達が多いが、当初は所謂「ママ友」といった付き合いだった。

1人2人と友達ができると共通の友達が見つかって、そこからまた紹介してもらって、どんどん友達は増えていった。

遠く感じていた日本人社会が近くなったと思ったりもした。

子連れでアフタヌーンティを楽しんだりもした

日本にいる頃にできた友達は、学校の同級生だったり、会社の同僚だったりが多かった。

つまり学力や仕事など何かしらの共通したバックグラウンドを持っている人たちの中から次第に仲良くなるのが、自分にとって普通だった。

しかしここバンコクでは「同じ時期にタイで駐在員となる旦那さんについてタイに来た」ということ以外に共通点がない。

年齢も自分の学歴や職歴、旦那さんの職業もまるでバラバラ。

そこにやってきてイチから人間関係を築くのだから、大変じゃないわけがない。

けれど何とか友達もできたし、今は居心地の良い関係もできている。

タイに来たばかりの頃は
「みんな友達がいるんだから、私も早く作らなきゃ」
「他の日本人みたいに、ちゃんとしなきゃ」
と思っていたが、

今では友達なんて1人か2人いればいいと思っているし、なんなら1人でも居心地がいいと思える。友達と特別なおでかけ

 

もし合わない人と出会ってしまったら

一方で、友達になり、お互いを知っていく過程で「あ、この人、何か違う」と思うこともある。

思われていることもあったと思う。

そんな場合はそっと連絡を減らしていけばいい。

しかし、それができなかった相手もいる。

 

私が1番、関係を悩まされたのは典型的なマウンティング駐在妻だった。

旦那さんの会社の待遇や子どものことなど、特に興味のない内容のラインが一方的に送られてくる。

関わりたくないのだが、行動範囲の限られるバンコク、いつどこで本人に会うかわからないので完全に無視することもできない。

 

広いようで狭いバンコクの日本人社会。

バンコクに日本人が4万人以上いても、駐在妻の世界は狭い。

友達の友達が別の友達の友達、ということは大いにある。

噂話もすぐに広まる。

どこかでつながっていると高確率で関係は続いていく。

このマウンティング駐在妻も共通の友達がわんさかいた。

愚痴を言いたくても、なかなか言えなかった。

 

バンコクに来て約3年が経ち、多くの友達が日本に帰ったり他国へスライド(日本に帰らずに別の国へ異動になること)していくのを見送った。

上記の「なんか合わないな」の駐在妻も日本へ帰っていった。

バンコクで出会う友達のほとんどは、いつかバンコクを去る人たち。

仲の良い友達がいなくなるのは本当に寂しい。

けれど、合わない人もいなくなるのだ。

そう思うと入れ替わりが激しいバンコクの生活も悪くはない。

それに日本では絶対に出会わなかったような、

バックグラウンドに何の共通点もないような人と出会えて、それがすごく良い出会いだったりもする。

 

これからバンコクに来る予定の方には、少し不安を持たせてしまったかもしれない。

バンコクの日本人社会は広いようで狭い。

だからこそ、大変なこともあることは事実だと思う。

けれどその分、日本にいたときとは違った貴重な出会い、体験ができることも事実だと思う。

実際、私はしているし、それらを大切にしていきたいと思っている。

結局、日本人が多いことバンコクは暮らしやすいのか、という問いの答はイエスだと思う。

 

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