上海の駐妻さん達のクチコミで広がるオーダー会がいくつかあります。
何人かで募って集まり、オーダー会をしますが、そうでなくても、自分で呼んで、自宅に来てもらい、オーダーすることも可能です。
また、旅行者でも、中国語ができない駐妻さんにもお薦めのオーダーの仕方もあります。
今回は、そんな靴のオーダー会の事について触れてみます。
過去のオーダー会の記事は、こちら↓
一人でもグループでもOK。上海駐妻のオーダー会の様子をご紹介!その①服のオーダー
一人でもグループでもOK。上海駐妻のオーダー会の様子をご紹介!その②シノワズリ雑貨
上海では、言わずと知れた靴職人の李さん
当時のオーダー会の様子
上海駐在ベテラン駐妻さんが、靴のオーダー会するから、皆来て~と誘ってくれました。
とりあえず興味津々な私は、早速参加させて頂きました。
ご自宅にお邪魔すると、既にオーダー会は、始まっていて、皆さん作りたいパンプスやサンダルの生地を選んだり、足のサイズを計ったりしておられました。
慣れた駐妻さんは、雑誌の切り抜きを持って来たり、李さんが実際作ったことのある靴の写真を参考にしたり、皆それぞれで次は、どんな靴にしようかなと迷いながらオーダーされていました。
上海日本人駐妻さんの間で有名な李さん
私はこの時は、何も考えずに行ったのですが、生地を見ていると作りたくなり、この日履いて来たパンプスを柄違いでもう一つ作ってもらうことにしました。
もちろん、私のたどたどしい中国語では、通じませんので、中国語のできる駐妻さん達が通訳してくれました。ありがたかった~(^^)
内金100元(当時のレートで約1200円)払って終了。
数週間後、靴が出来上がったよと報告があると、今度は別の駐妻さんの自宅に集まって、受取りをしました。残りの120元(当時のレートで約1440円)を払い初の靴のオーダーを手にしました。その時に、また他の駐妻さんが私もオーダーするわ。と足のサイズを計っておられました。
そんな感じで、連鎖してオーダー&受取りが続いて行きます。
小さいお子さんを連れている駐妻さんもいて、自宅だと、安心してオーダー会ができるので、お薦めです。
旅行者にも中国語ができない駐妻さんにもお薦めの方法あります。
このようにオーダー会で必要なことは、中国語が必須であること。オーダーする日と受取りする日の最低2日必要になるということ。
旅行では難しいし、李さんは日本語ができないので、中国語のできない駐妻さん一人では、厳しいものがあります。
ですが、以前旅行で行った際にとても便利な方法を教えて頂きました。
李さんを呼んでくれるエステサロンがある
駐在当時、行きつけのエステサロンがありました。
店長さんはとても頼りになる方で、施術以外でも相談にのってくれて、いつも分からないことがあると助けてくれました。
日本に本帰国後も、旅行の度に挨拶がてら店長さんに会いに行っています。そして、ある時、靴のオーダーさんが来てるからよかったら顔出しに来て~。と旅行中に連絡があり、早速一人で行ってみたのです。
行ってみると、なんと李さんだった!!
李さんは私の事は覚えてないけど、私は、李さんの事もちろん覚えていて(こうやって写真を撮ってるぐらいですから)、なんと店長さんと李さんが知り合いだったようです。
そんなことならと、この時は急だったので、今履いているウェッジの靴を作ってもらうことにしました。
一人でオーダーした時の様子
オーダーの仕方は、当時と全く同じで、床に白い紙を置き、足の型を鉛筆でなぞって書きます。その後、甲の高さ、幅、を李さんなりにメモっておられました。
めっちゃアナログな所が面白い!!
その後、たくさんの中から生地を選び、形の希望を伝えます。
生地の特長や靴に合う生地、今人気の生地など教えてくれます。
今回は、今履いている靴と同様にしてほしいことを伝えます。
店長さんが全部通訳してくれるから、めっちゃ楽!!
このように、メモされていました。
今回は、羊の本革で作りました。牛革よりも柔らかい生地で履きやすいそうです。ヒールの高さは、5cmにしてもらいました。
私は、旅行者なので、全額先払いをしました。380元≒6200円(2016年のレート1元16.3円)
完全オーダーメイドで1万円以内で本革で作ってもらえるなら安いと思います。
どうやって受け取るかというと・・・
店長さんの旦那さんが日本出張時に、日本の空港から着払いで送ってくれます。
なんて親切な旦那さんなんでしょう。
決してEMSのようなお高いルートを使わず、旅行者目線で、空港到着後に、宅急便を利用してもらえます。ありがたい話です。
旦那さんは定期的に日本に出張があるそうで、旅行者でも大丈夫よ~と。
受取る日がワクワクです。
オーダーの靴が届きました。
数週間が経ち、忘れかけた頃に宅急便が届き、めっちゃテンション⤴上がりました。
ストラップがもう少し細い方がよかったかも?
今回は、ストラップを動かすこともできるようにしたので、2wayの履き方ができるようにしました。
旅行者の場合、お直しできないので一発勝負になってしまいますが、駐在されているなら、何度でもお直しができます。
時にはイメージと違う失敗作もありますが、やっぱりオーダーは上海ならではの楽しみだし、何回作っても飽きないです。
私の場合、足の左右の長さが0.5cm違うので、いつも靴を買う時は、片方に中敷きを入れて調節していました。オーダーならそんな心配もいらないから嬉しいです。
上海で靴を作るなら李さんへ
1元12円という円高だった時代に比べると、今は、15.5円ほどになってるのと、物価も上がり、お得感は薄れていますが、日本では、こんな体験できないので、ぜひ駐在の思い出の品を作ってほしいなと思います。
李さんの靴のオーダー品は、検索するとたくさん出てきますよ。
エステサロンは、宝石公寓のBon Ange(ボンアンジュ)さんです。店長さんは、上海人ですが、日本語堪能な方です。
女性だけでなく、男性の靴も作る事ができます。
自宅に呼んでワイワイ作るのもよし、エステサロンに李さんに来て頂いて、じっくり一人で考えながら作るのもよし、お好きな環境でチャレンジしてください。
覚えておくと便利な一言中国語
「这双鞋我穿太小。」
「ジャァシュァンシエウォチュアンタイシャオ」
「この靴は私はちょっと窮屈です」
受取りの時に、試着してみて、合う合わないの意思表示ははっきり伝えましょう。
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