Hello!
アメリカテネシー州メンフィスの駐在妻baniです。
今日は「留学帯同駐在妻あるある」についてのお話です。
企業駐在帯同家族と留学帯同駐在妻の違い
「夫の仕事の関係でアメリカで生活している」と言うと、リッチな生活をしていると思われがちです。
確かに、海外に支店を持つような有名企業にお勤めの駐在の方は、基本的にお給料が良いのだろうと思います。
周りには金銭的に余裕のある生活をしている駐在家族もたくさんおられます。
しかし、夫の留学に帯同する駐在妻・駐在家族となると全く話は違うのです。
日本にいた頃、小室圭さんの海外留学に関して、「授業料や生活費は誰が出しているのか?奨学金をもらっているのか?」
という下世話なニュースが世間のひとびとの関心をあつめた時期がありました。
留学の帯同というのは、そんな風に世間のみなさんの興味関心をひくほどお金がかかる環境に
「家族で来ちゃいました♪」という、かなりクレイジーな状態なのです。
留学帯同はもちろんすべて自己負担!!
企業の駐在であれば、引っ越し費用・日本に置いてきた荷物を預けるレンタルスペースにかかる費用・渡航費など、
いろいろなものを会社が負担してくれるそうですが、留学の場合はもちろん全て“自己負担”です。
企業駐在の家族は家財道具一式、日本から持ってくる方がほとんどです。
それに対し留学の場合は、必要最低限の荷物をもって渡米してくる方が多いです。
なぜなら、往復の引っ越し費用を考えると、最低限のものを現地でそろえた方が安いからです。
本帰国するご家族がいらっしゃった場合、いらなくなった家具や電化製品や車などを格安で譲っていただくこともあります。
我が家はヤマトの留学宅急便を利用し、5箱にぎゅうぎゅうに荷物を詰め込んで発送しました。
駐在家族の中には、「日本から送った荷物は段ボール1箱だけで、その貴重な荷物が途中でロストして届かなかった!」という不運な方もおられました。
駐在妻が働きに出にくい「ビザと言葉の壁」
日本でも共働き家庭が増えてきていますが、アメリカでも夫婦共働きというのが一般的です。
夫の留学先で、妻に収入があれば生活は格段に楽になるでしょう。
しかし、そこには「ビザと言葉の壁」があります。
夫の留学の場合、妻のビザは就労不可であることが多いです。
手続きをすると就労許可のあるビザへの変更も可能ですが、それにもお金がかかります。
また、仕事が出来るほどの英語力がないことも、アメリカで働くことへの大きなハードルとなっています。
それでも帯同してよかった!強まる家族の絆
「そんなに大変なら、留学する旦那さんだけアメリカに行けばいいのでは?」
それは多くの留学家族が留学前に話し合うことです。日本に残る家族に大反対された方もききました。
しかし、アメリカで苦労することを覚悟して、家族で渡米される方がほとんどです。
お金がないと心にも余裕が持てません。そのまま日本で生活していれば、知らずに済んだかもしれない苦労を味わいます。
そして、来てしまえば逃げ場もないのです。
問題が生じれば、家族で解決していくしかありません。
「家族の絆は強くなるよ」
先輩駐在妻さんの言葉です。
旦那さんも、奥さんも、子供たちも、みんなそれぞれ慣れない環境で頑張っています。
アメリカはとても家族の時間を大切にする国です。
その時間の中で、お互いの苦労や喜びを家族全員で分かち合うことができれば、アメリカで生活した時間は、お金にかえられない貴重な経験になるでしょう。
私も、もちろん大変なこともありますが、アメリカにいる間にいろいろな土地へ行き、そこの文化に触れ、そこでの感動を家族で共有していけたらいいなと思っています。
みなさんの駐在生活が楽しいものになりますように(^^♪
bani
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